なぜヴェルディ?応援とは何なのか?全力さんがすべてを語る

3試合で靴が壊れるほど全力に応援

加納広明氏

丁度ジャマイカ戦でテレビに映った時は、U-20時代の高木大輔選手のユニフォームを着ていました。周りに高木選手のユニフォームを着ている人は誰もいませんでしたね (笑) ヴェルディの選手からA代表で試合に出たのは、当時1試合だけですが、2008年の時の大黒(将志)選手ですね。ヴェルディの選手が代表に絡むのはやはり嬉しいです。

ただ、活躍した選手が移籍して行く辛さはありますし、なかなか割り切る事が出来ないですね。毎週、試合の前日に練習場で会っているので、親近感も湧いているんです。でも、これがプロの世界ですよね。

応援している時の様子でよく過呼吸になっていると言われますが、あれは単純に疲労です (笑) 全力疾走した後の感覚に近いです。周りの方もあそこまで応援している人はいないので、違和感があるのでしょうね。

応援中はそれに集中するあまり、試合をしっかりとは見ていないです。現地では応援をしに行って、試合内容は帰ってからスカパー!で確認します。負けた試合を見るのは辛いので、勝った試合だけですけど (笑)

私は、ハーフタイムの間に履いているランニングシューズを変えるんです。前半と後半でシューズを変えるのは理由があります。同じシューズを履き続けていると足が重く感じてくるんです。でも、後半から新しいシューズに変えると凄く軽く感じます。だから必ず、前半・後半用の2足のシューズを持っていきます。ちなみに、このシューズは後半用です。 3試合で壊れてしまいましたが (笑)

全力さんが目指すサポーター像

加納広明氏

私は試合中のブーイングが苦手です。試合結果とか試合内容とか、状況を見て判断してする必要はありますが…。

例えば、重要な試合で負けてしまっても、選手が頑張っていた時にブーイングをするのは駄目だと思います。選手が気を抜いてプレーをしている時は、ブーイングは必要だと思います。拍手で出迎えるか、ブーイングをするかは状況によって切り替えます。ここで迂闊にブーイングしてしまって、空気を悪くしてしまうのも良くないと思うので。

一度選手の後押しをして、次に繋げるというのが大切です。そこの判断は難しいですが、意味のあるブーイングをしなければいけませんね。怖い雰囲気を作っても、サポーターは着いてきてくれないと思います。

私は、サポーターとして応援に行くからには、選手のサポートをしなければいけないと思っています。そして、私が考えるサポーターとしてあるべき姿は、「気持ちの面での応援の参加」だと思います。座っていても、手拍子などで参加は出来るので、これから多くの方に、気持ちの面で試合に参加をしてほしいと思っています。

全力さんが選ぶ東京ヴェルディの歴代ベストイレブン

プレーでは選んでいません。主に人柄で選んでいます (笑)

監督は、三浦泰年さんです。当時、毎週会っていたのですが、気を遣ってくれて、本当に優しくて良い人なんです。GKは柴さん(柴崎貫広選手)です。本当に良いお父さんで、柴さんのお父さんと奥さんも素敵な方なんです。CBは、カンペーさんでお馴染みの富澤清太郎選手です。カンペーさんも本当に良い人なんです。もう1人のCBは高橋祥平選手です。祥平は、愛すべきキャラなんです (笑) ヴェルディが大好きなのが伝わってきて、子ども達に優しく人間味があります。

左SBは、安在和樹選手です。安在さんは、いい意味でプロっぽくない雰囲。気で、話しやすいんです。右SBは、安西幸輝選手です。幸輝も情が熱い人なんです。ボランチは悩みますね。

ボランチは1回置いといてもいいですか(笑)

FWは相模原の井上平選手です。平さんは、1番好きな選手です。人として本当に尊敬します。2トップの相方は、ブリオベッカ浦安の竹中公基選手です。竹中も良い人なんです。中盤は難しいですね。これはギブアップありですか (笑)だめですか…。

加納広明氏

では、ブリオベッカ浦安の秋葉さん(秋葉勇志選手)。苦労人なんですが、良い人なんです。以前所属していた群馬の高崎のチームが消滅してしまったこともあって。秋葉さんをボランチにしましょう。あとは…大ちゃん(高木大輔選手)!大ちゃんを忘れていました!ボランチもう1人いるのかな (笑) 澤井直人選手をボランチにして、2列目を小池純輝選手にします。

これで出来た、完成です!12人に絞って選びましたが、基本的にヴェルディに今現在いる選手、過去にいた選手はみんな大好きです (笑)

加納広明氏

加納広明氏が選んだ東京ヴェルディの歴代ベストイレブン

関連記事