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日本代表に復帰させないで大丈夫?フランクフルト長谷部先発フル出場でハイパフォーマンス

長谷部誠(Photo by Soccrates/Getty Images)

10月1日、ブンデスリーガ第8節「フランクフルト対ウニオン・ベルリン」の一戦が行われ、2-0でフランクフルトが勝利した。

元日本代表、長谷部誠(38)が3バックの中央のポジションで先発し、フル出場を果たしている。

安定した守備でチームの勝利に貢献

38歳の日本人プレーヤーがブンデスリーガ上位のチームに所属し、3バックの中央で先発フル出場でチームの勝利に貢献するなどあり得るのだろうか。

しかし、それは現実に起こっている。

確かに絶対的なレギュラーとしてではなく、過密日程によるローテーション採用によって巡ってきたチャンスだが、その役割を100点の内容で応えて見せたのだ。(とはいえ現在3試合連続出場中)

フランクフルトは開幕3試合で0勝2分けとスタートダッシュに失敗したが、第8節を終えた段階で暫定ながら5位に付けるなど、上位に食い込んできている。

CL(チャンピオンズリーグ)を含めた試合の中で、長谷部は3試合に先発出場しているが、そのすべてでチームは勝利している。

先発した3試合での失点はわずか「1」であり、最終ラインをハイレベルにコントロールしている。

W杯メンバーへの選出も真剣に検討すべき?

日本代表の守備陣は、現在怪我人も出ており万全とは言えない状態だ。

ボルシアMGの板倉滉は膝の靭帯の部分断裂で長期離脱中、ボランチの遠藤航も1日に行われたヴォルフスブルク戦で右足のふくらはぎを痛め途中交代となり、全治は不明となっている。

アーセナルの冨安健洋も怪我開けでありフル稼働が不安視されていて、キャプテンを務める吉田麻也は年齢による衰えが指摘されている。

確かに長谷部は4バックのシステムでのCBとしてはプレーできない。

しかし、ドイツやスペインといった圧倒的な実力を持った国との戦いでは、試合展開によっては5バックに変更する可能性も考えられる。

今回のW杯はメンバー登録が26人となっており、精神的な支柱を増やす意味でも長谷部の復帰はかなり日本代表にとってかなりプラスとなるはずだ。

可能性としてはかなり低いが、そんな期待を抱かせるプレーを長谷部は見せている。

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