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キリアン・ムバッペ,サッカー

エムバペはW杯決勝でゴールを決めて単独得点王&W杯優勝を実現できるのか、その異次元の凄さとは

写真:キリアン・ムバッペ、Kylian Mbappe(提供:AP/アフロ)
カタールW杯の決勝戦は、「メッシのアルゼンチン対エムバペのフランス」という最高のカードとなった。

南米対欧州であり、最後のW杯となるレジェンド対今後のサッカー界の顔となるスーパースターといった構図となるので、間違いなく大盛り上がりとなるはずだ。

メッシの悲願の初制覇を望む声が多いが、実力的には組織力が高く圧倒的な個人能力を持つエムバペがいるフランスが有利との見方が強い。

ここまで5ゴール「だけ」の大人しいエムバペ

W杯の歴代得点王のゴール数を見てみると、過去20年間(7大会)は5ゴールか6ゴールとなっている。

そう考えれば、決勝を前にして5ゴールを挙げているエムバペは、それだけでとんでもない実績であると言える。

しかし、エムバペのポテンシャルとフランスの力を踏まえて考えると、まだまだ「大人しい」と感じてしまう。

このまま決勝戦で無得点に終わり、アルゼンチンに負けてしまうようなことがあれば、「失敗」と判断されてしまうだろう。

メッシやC・ロナウドの時代を終わらせて、新時代の到来を世界中に知らしめるためには、やはり最低でも1ゴールを奪い、単独得点王とフランスの優勝を成し遂げたいところだ。

右も左も、裏へのスピードも足元もハイレベルなエムバペ

エムバペの凄さを表す時、大抵は、「スピード」がピックアップされる。

確かに、陸上界のレジェンドであるウサイン・ボルトに匹敵するほどのスピードを持ち、DFの後ろにスペースがあれば一瞬で抜き去ることが可能だ。

しかし、エムバペの凄さはスピードだけではない。

相手DFが近い時には、ボールを体の下に置いて、いつでも左右に方向を変えられるようにしてドリブルをする。

いわゆる「懐が深い」ため、ボールが奪えないのだ。

そして、左右どちらの足でも高性能で威力抜群のシュートが打てる。

もちろん、ポジションについても左右、中央といったようにどこでもOKだ。

これだけでも世界トップクラスの実力だが、そこに「状況判断の良さ」が加わることで、世界ナンバーワンと言われるほどの存在となっている。

自身にマークが集まれば、引き付けてフリーの味方にキーパスを通ることも可能なのだ。

はたしてエムバペは自身の活躍でフランスをW杯2連覇に導くことができるのだろうか。

時代の「王」であるメッシがそれを阻止し、悲願のW杯優勝を勝ち取るのか。

大注目の決勝戦は12月18日24時(日本時間)キックオフ予定だ。

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