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フライブルク堂安律が今季未だ無得点、日本代表でも序列低下しキャリアの正念場か

写真:堂安律(提供:ANP Photo/アフロ)
10月1日、ブンデスリーガ第6節「フライブルク対アウクスブルク」の一戦が行われ、2-0でフライブルクが勝利した。

この試合でスタメン出場した日本代表MF堂安律は73分までプレーしチームの勝利に貢献した。

プレー面は悪くないがインパクトに欠ける

堂安のプレー内容は決して悪くない。

アウクスブルク戦でも運動量豊富でプレスもしっかりと行い、チーム内のバランスを取る役割をこなした。

しかし、攻撃に絡む回数は少なく、インパクトに欠けるプレーだったともいえる。

ELに参戦中であり近年クラブとしての格を上げてきているフライブルクでレギュラーとしてプレーできているため、決してキャリアが停滞しているわけでもない。

しかし、公式戦45試合に出場し7得点5アシストとまずまずの成績を収めた昨季と比べると。今季はスタメン出場こそしているものの8試合出場で0得点0アシストと結果が残せておらず、インパクトに欠けているといえる。

日本代表での序列も低下中

日本代表での序列も低下気味だ。

9月12日に行われたトルコ戦でスタメン出場するもインパクトを残せず前半終了時にベンチに下がった。

9月9日のドイツ戦でも84分からの出場のみだった。

ドイツとトルコに大勝し日本代表の強さを示した欧州遠征では多くの選手がアピールに成功したが、堂安は残念ながら評価を下げてしまったといえるだろう。

一昔前であれば、ブンデスリーガにおける注目クラブでレギュラーとしてプレーしていれば日本代表のレギュラーとしてプレー出来ていたかもしれないが、現在は状況が異なる。

堂安がスタメンを争っているのは、圧倒的なドリブルでフランスでも名を馳せる伊東純也と今やラ・リーガを代表するWGとなった久保建英、セリエAの上位クラブでCLにも出場するクラブに所属している鎌田大地だ。

左サイドにはプレミアリーグを代表するWGへと成長した三笘薫がおり、伊東純也とチームメイトとなりスタメンで出場し続けている中村敬斗も存在感を高めている。

さらには代表選考から漏れたものの、トップ下で出場できる南野拓実も3得点3アシストを記録しており、日本代表に復帰する可能性も高い。

このような状況を踏まえれば、やはり堂安はここから最低でも昨季並みの数字を残していかなければならない。

フライブルクでレギュラーとして使われている今がそのラストチャンスであるといえるだろう。

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