板倉滉の獲得にポステコグルーのセルティックが動き!? 本人は「足跡を残していく」とシャルケ残留を示唆
欧州のトップリーグを目指して奮闘を続ける日本人プレーヤーの去就が注目を集めている。スコットランドの名門セルティックが今季終了後に、ブンデスリーガ2部のシャルケでプレーする日本代表DF板倉滉の獲得に動く可能性があると複数の英メディアが報じている。
昨夏にもセルティックの板倉獲得の可能性があったと伝える英紙『Daily Record』は、「アンジェ・ポステコグルー監督がこの25歳の大ファンであり、現役の日本代表選手であることから、ふたたび興味を示すだろう」と指摘。依然としてクラブの重要なターゲットのひとりだとした。
また、セルティックの専門メディア『The Celtic Star』は、シャルケ加入の1年以上前からセルティックが板倉を調査していたと報道。シャルケのスポーツディレクター、ルーヴェン・シュローダー氏の「セルティックも必死だったが、我々は彼らを打ち負かすことが出来た」というコメントを掲載し、獲得に至った経緯が報じた。
板倉は2019年1月にベガルタ仙台からプレミアリーグのマンチェスター・シティに完全移籍。だが、労働ビザの取得が進まなかった影響もあり、エールディビジのフローニンヘンに期限付きで移籍すると、そのおよそ2年半後に、同じくレンタルで現在のシャルケへと渡った。
この間に25歳のCBは、東京五輪や先月のワールドカップアジア最終予選の中国戦とサウジアラビア戦にも出場するなど、日本代表でも存在感を発揮。着実に成長を遂げている。
一方で、本人にスコットランドの名門への移籍、さらには保有元であるマンチェスター・C復帰の選択肢にないようだ。
英サッカー専門サイト『TRIBAL FOOTBALL』によれば、板倉はシャルケ残留の意志が固く、今後は「シャルケに足跡を残していく」と語っている。また、マンチェスター・Cについても「彼(ペップ・グアルディオラ監督)とは一度も話をしたことがない」として、シャルケへ完全移籍の可能性も示唆している。
さらに「上(1部)を目指さない理由はない」と、トップリーグでのプレーが前提とも語る板倉。現在、シャルケはブンデスリーガ2部の5位につけており、来季も同クラブの一員であり続けるためには、昇格が絶対条件となる。クラブへの強い思いを示した25歳の来シーズンには、果たしてどんな未来が待っているのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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