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南野拓実のリーズ移籍は破談!? 英専門メディアが代表参戦中の現状を憂う「日本へスタッフは派遣できない」

新たなライバルの加入によって、ますます厳しい状況に追い込まれている南野。日本代表FWは新天地を求めるのだろうか。(C)Getty Images
 現地時間1月30日、リバプールはポルトのコロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得を発表した。移籍市場に精通したファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、契約期間は2027年6月30日まで。気になる移籍金は4000万ユーロ(約50億円)+ボーナス2000万ユーロ(約25億円)という総額約75億円のビッグディールとなった。

 現在25歳のディアスは、今シーズンのポルトガル・リーグで18試合に出場し、14ゴール・4アシストをマークしている実力派アタッカーだ。「我々が本当に望んでいた選手だ」とユルゲン・クロップ監督が強調するように、レッズにとって前線の戦力を大幅にアップさせうる待望の補強と言える。

 移籍市場の締切(現地時間1月31日の午後11時)までにフルアムの若手有望株であるファビオ・カルバリョの引き抜きも画策しているというリバプール。そんなクラブの積極的な動きのなかで、その立場が揺らいでいるのが、日本代表FWの南野拓実だ。今季のプレミアリーグで8試合(先発は0試合)しか出場機会を得られていない27歳は、ゴールもわずかに「2」と思うような結果を残せずにいる。

 もっとも、苦境に立たされる日本代表のナンバー10に興味を示すクラブはある。同じプレミアリーグに所属する古豪リーズ・ユナイテッドだ。英専門サイト『MOT Leeds News』は、チームを率いる智将マルセロ・ビエルサが、「クリエイティブな選手の獲得を熱望している」と伝えている。

 しかし、日本代表戦に参加していることで、リーズとの交渉が進まない可能性が高まっているという。リーズのあらゆる情報を発信している『MOT Leeds News』のライアン・テイラー記者は、こう分析している。

「ミナミノはリーズが明らかに注目している選手だ。しかし、彼はいまだ日本代表の活動のために帰国している。そのためにクラブが抱えている問題は、新型コロナウイルスの影響によって、メディカルチェックのために日本へ医療スタッフを派遣できないことだ」

【動画】南野拓実の「持ってる」バースデー弾!アーセナル戦の雪辱を果たした一撃をチェック さらに「現時点で日本での交渉は無理だ」と主張したテイラー記者。その分析を受け、同メディアは「リバプールとの取引が100%死んだわけではないが、デッドラインまでに契約をするのはほぼ不可能である」と断言した。

「ミナミノが日本代表チームを離れてリーズのスタッフたちが入国可能な国に移るか、オンライン上でのやり取りを通じてメディカルチェックを終えるかでもしない限りは、交渉は進展しないだろう。いずれにしても、彼との契約はあまりに大きすぎるリスクが生じている」

 一部ではリーグ・アンの強豪モナコへの移籍も囁かれている南野。岐路に立たされている日本代表FWの決断やいかに。

構成●THE DIGEST編集部

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