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「センセーショナルなパフォーマンス」初アシストも記録したニューカッスル戦の冨安健洋を多くの現地メディアが最高評価!

多くの現地メディアが冨安のパフォーマンスを称賛した。(C)Getty Images
 現地時間11月27日、プレミアリーグ第13節が行なわれ、アーセナルはニューカッスルを2-0で下し、今季7勝目を挙げた。

 前節でリバプールに0-4の大敗を喫して4節からの無敗記録が止まった「ガナーズ」だが、最下位のニューカッスルを本拠地エミレーツ・スタジアムに迎えた一戦では序盤から主導権を握り、多くのチャンスを創出した後、56分にヌーノ・タバレスの縦パスで抜け出したブカヨ・サカが左足を振り抜いてゴール右隅に突き刺す。さらに66分には、ガブリエウ・マルチネッリがテクニカルなダイレクトボレーで追加点を奪い、その後もペースをアウェーチームに渡すことなく、完勝を収めた。

 このマルチネッリのファインゴールを絶妙な浮き球のパスでアシストしたのが、リーグでは10試合連続スタメン入り&9試合連続フル出場を果たした右SBの冨安健洋だ。この試合では、堅い守備はもちろん、3本のシュートを放つなど攻撃でも積極的な姿勢を見せ、アーセナルでの初アシストを記録した23歳は試合後、自身のSNSで「元の良い状態に戻った。よくやったぞ、みんな!」と英語で投稿。また、ミケル・アルテタ監督はアシストの場面について、「トミからのパスは素晴らしかった」と賛辞を贈った。
  現地メディアでは、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が「トミヤスのロングパスによってマルチネッリの交代出場から93秒後のスキルフルなフィニッシュが生まれた」と綴り、10点満点の採点では「7」。英国公共放送『BBC』の視聴者投票による採点は「7.97」で、これは好守を見せたGKアーロン・ラムズデイル、ゴールを挙げたサカ、マルチネッリに次ぐチーム4番目の高評価だった。

 続いて、日刊紙『Evening Standard』はチーム最高タイの「8」を与えて最高殊勲者に選出し、寸評では「日本代表選手にとっては、今夏にアーセナルに加入して以降のベストゲーム。守備では幾つか素晴らしいブロックを築き、チームの2点目のゴールでは素敵なアシストを見せた」と称賛。日刊紙『INDEPENDENT』も守備陣で単独最高の「8」で、「守備力に優れ、攻撃でも活躍」と寸評を綴っている。
  また、日刊紙『THE SUN』も「アラン・サンマクシマンに対して良い守備を見せ、今夏の良い補強だったことを証明。背後をしっかりケアしながら、常に右サイドをオーバーラップすることを心掛け、マルチネッリへの絶妙なアシストで、その力を示した。また、前半の終わりには、マット・リッチーへの、通っていればゴールに繋がっていたであろうパスに対して重要なカットを見せた」と終始ポジティブな内容の寸評で、こちらも採点は最高タイの「8」となった。

 スポーツ専門メディアの『sportskeeda』は単独最高の「8.5」で、「日本のスターによるセンセーショナルなパフォーマンス。信じられないタックルと重要なクリアを見せた他、マルチネッリへ卓越したクロスを送り、アーセナルのリードを2倍にした」と最高レベルの賛辞を贈るとともに、「アシスト1回、パス70本(成功率89%)、キーパス2本、決定機創出1回、ドリブル2回、タックル3回、インターセプト1回、クリア1回、空中戦勝利2回、デュエル10回中7回勝利」という優れたスタッツも紹介している。
  サッカー専門メディア『90min』もサカ、マルチネッリと並んで最高タイの「8」で、「明らかに、サンマクシマンとの多くのデュエルで最大の力を発揮していた。安定した守備を見せた試合を、アシストで締めた」、一方『football.london』は「6」に止まり、「前半は試合の中でインパクトを与えることができず。ターンは遅く見え、正確なクロスを入れることができなかった。仕事の量については疑問の余地はないが、それでも改善が必要な試合だった」とネガティブに振り返った。

 最後に、アーセナル専門メディアの『PAIN IN THE ARSENAL』は、やはり「8」で得点者2人と並んでの最高タイ。寸評でも「ここ数試合に比べて、プレーに関する頻度が高かった。守備的貢献がそれほど必要とされなかったこの試合では、マルチネッリへの素敵なアシストなど、攻撃的な資質を示した。非常に印象的だった」と、ポジティブな論調が最後まで続いている。

構成●THE DIGEST編集部

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