【ハンドボール】東俊介 SHUNSUKE AZUMA Vol.3「“パラレルワーカー”という生き方」

東京オリンピックは最後のチャンス

――最後にハンドボールについても聞かせてください。来年は東京オリンピックもありますが、ここからハンドボールに必要なものは?

協会は今、ポジティブに変わりはじめていると思います。現在ハンドボール協会に登録している人は10万人ぐらいなんですけど、過去に登録していた人を合わせると結構いると思うんです。オリンピックはその人たちにもう一度興味を持ってもらう最後のチャンスだと思うんです。

――東京オリンピックはいろいろな競技団体にとって重要な大会ですね。

そこで結果が出るかというのはわかりませんけど、それをわかった上でどういうプロモーションをしていくかというのが協会なりリーグに求められるし、選手にも求められる。もちろん懸命に戦う姿を見せるのはすごく大事ですけど、それ以外にも様々なメディアに出たりとか自分たちがどうやって世間にアピールしていくのか。「オリンピック選手です」ということを今まで言えなかったわけですよ。女子はモントリオール、男子はソウルから男女共オリンピックに出場できていなかったわけですから。

――東京オリンピックでは開催国として、ハンドボールにもオリンピック選手が出てきますね。

ハンドボール選手も今後はJOCが主催するオリンピアンの活動などに参加出来るようになります。僕はオリンピアンになれなかったので蚊帳の外でしたが、今回の代表選手はそのチャンスを理解した上でどんどんスプリングボードにしてほしいですね。日本リーグでも今シーズンから格段にクオリティが高くなった動画配信を始めたので、ハンドボールファンはもちろんとにかく多くの方々に見てもらうことが大切だと思います。東京オリンピックを機会にハンドボール村以外の人がどんどん関わるようになってきているのはとてもポジティブな状況だと思いますので、続けていってほしいですね。もちろん私は私の立場でハンドボールに恩返しできるように頑張ります。

Vol.1「脱・マイナースポーツ」
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Vol.2「夢は、ハンドボールをメジャーにすること」
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■プロフィール

東俊介(あずま・しゅんすけ)

1975年9月16日生まれ、石川県金沢市出身。大崎電気にて実業団選手としてハンドボールを11年間プレー。大崎オーソルで9度の日本一に貢献し、日本代表として数々の国際大会に出場し、キャプテンも務める。2009年に現役選手を引退。現役引退後は早稲田大学大学院で平田竹男教授の下、スポーツマネジメントについて学び、日本ハンドボールリーグの初代マーケティング部長に就任。2016年3月末で大崎電気を退社し、株式会社サーキュレーションにて経営コンサルタントを務めた後、アスリートのキャリア支援を行う株式会社アーシャルデザインのChief Branding Officerなどを務める。

https://twitter.com/shunsukeazuma

■クレジット

取材・構成:Smart Sports News 編集部

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