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【#16】なぜゴルフスイングは当たらないのか。135ゴルファーなりの考察

ゴルフを始めて1年と数カ月。相変わらずなかなか上手くならないなあ、と思っているのですが、その理由の根本のところがようやく少しわかったような気がしているので、それについて書いてみようと思います。

と言っても、自分でふと気付いただけであって、何か具体的なきっかけがあって真理に目覚めたわけではありません。高い壺を買ったり、高額の献金をしたりはしていません。「NO 宗教、NO LIFE」です。(それだと逆の意味!)

ゴルフ,グリップ,握り方

最初に断っておきたいのですが、私は運動やスポーツはどちらかと言うと苦手な方だとは思います。ただ、自分では絶望的にできないとまでは思っていなくて、過去には学校の授業や部活動などを通して、野球、サッカー、テニス、卓球などには触れてきました。

そして、少なくとも、それらをそこそこ楽しめる程度にはプレーができていたし、いつまで経っても全然ボールに当たらない、などということはなかったのです。

ゴルフは、クラブという長い棒で小さいボールを打つものなので、形式的には何となく野球やテニスや卓球に似ているような気がします。私もそう思っていました。

もちろん、動いているボールを打つか、止まっているボールを打つか、という大きな違いはあるのですが、たとえばテニスや卓球なら、サーブのときには自分自身でボールをセッティングして、動いていない状態に近いボールを打つことになるので、これは感覚的にはゴルフのショットと同じようなものだと思います。

でも、いざゴルフを始めてみたら、びっくりするぐらいうまくいきませんでした。前にも書きましたが、私はもともと、ゴルフというものは、何回か練習をすれば最低限打つことはできるようになるんだろう、と思っていたのです。

でも、その「最低限」がなかなか来ない。50回練習しても来ない。そして、100回練習しても来ないというあたりから「なんか変だな」と思い始めました。阿藤快さんなら「なんだかなあ」と思っていたでしょう。

止まっているボールをただ打つだけのことが、どうしてこんなに難しいのか。自分が上手くならないことが嫌だというよりも、練習しても全く打てるようにならないことが、客観的に見て不思議な感じがしていました。

今ならその理由を明確に言える気がします。ポイントはクラブの「重心」です。野球のバットや、テニスと卓球のラケットは、持ち手を軸にして重心が真ん中にあるので、自分の感覚と物理的な動きの間にぶれが少ないのです。向かってきたボールを打つときに、自分の持ち手の延長線上にある部分をそのまま当てようとすれば、バットやラケットの真ん中にボールが当たり、まっすぐ飛ぶようにできているのです。

(次のページへ続く)

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