• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 『T200』だけじゃない!発売ラッシュの新作アイアン、注目は「キレイな中空・複合」か

『T200』だけじゃない!発売ラッシュの新作アイアン、注目は「キレイな中空・複合」か

P790、233HF、MizunoPro245、ONOFF KURO、T200、APEX PROなど注目機種が目白押し!

この秋は新作アイアンが目白押し。8月25日に発売したタイトリスト『T-SERIES』は、先週売上ランク1位にいきなり『T150』が入った。また、シンプルでキレイなバックフェースかつ、やさしい中空・複合の『T200』(5I~PW/税込165,000円)も4位に。そして、今週末の8日にテーラーメイドとブリヂストンから、9日にグローブライドからも「キレイな中空・複合」機種が登場する。

近年は深くエグレたキャビティではなく、「キレイな中空・複合」人気が顕著になってきた。これは「プロが使うような軟鉄鍛造ではパワー不足で距離が出ない」との悩みも一因。中空だとバックフェースに膨らみがあるため、エグレ部分に彩色されるキャビティより、パッと見シンプルで「本格派に見られやすい」ことも歴の長い人に好まれる理由だろう。
 
その代表例が、9月8日発売のテーラーメイド『P790』(6I~PW/税込159,500円)だ。4代目もシンプルで美しいバックフェースだが、内部構造は凝りに凝っている。番手ごとに最適な重心位置を突き詰め、止まりやすさも追求した7Iロフト30.5度の中空・複合だ。歴代作と顔の変更は見られず、少し厚めのトップラインと790㍉の安心感のあるサイズは、ややパワーのある中級者を中心に幅広い支持が得られそう
 
同じく8日発売のキレイな中空・複合が、ブリヂストンゴルフ『233 HF』(6I~PW/税込132,000円)だ。こちらも安心感ある大きめサイズで、バックフェースは比較的シンプル。7Iロフト28度の飛び系で、中空内部の発泡ポリマーは上下で違う素材を入れ、打感に配慮し低重心化も図っている。『P790』がやや重めのスチールシャフト主体なのに対し、こちらは軽めのカーボンがメインでパワー不足の人向きと言えそうだ。
 
9日発売のキレイな中空アイアンが、グローブライド『ONOFF FORGED IRON KURO』(6I~PW/税込121,000円~)だ。国内男女プロもこぞって愛用するイイ顔の中空は、バックフェースとグリップエンドのウェイトで振り感をカスタマイズも可能。7Iロフトは32度で、シャフトも軽いカーボンから重いスチールまで幅広く選べる。
 
来週15日発売のやさしい中空・複合が『ミズノプロ245』(5I~PW/税込151,800円)だ。前作『ミズノプロ221/223/225』も3機種展開だったが、同社は『223が最も売れる想定だったが、やさしく飛ばせる中空『225』がシリーズの半分を占める一番人気になった』と驚く。よりシンプルなデザインになった新作『245』も7Iロフト30度で、内部のタングステン量を1.6倍に増やし、より高打ち出しを狙っている。
 
再来週22日に発売予定なのが、カップフェースで中空・複合の数量限定モデル、キャロウェイ『APEX PRO』(5I~PW/税込191,400円)。従来よりもオフセットが減ってシャープな顔になったが、こちらはシャフトが重めのスチールが主体かつ、7Iロフト33度はキレイな中空・複合の中でもかなりパワーのある人向きと言えるだろう。
 
7Iの【ロフト順】に並べると「APEX PRO(33) > ONOFF KURO(32) > P790=T200(30.5) > ミズノプロ245(30) > 233 HF(28)」となる。1本当たりの【価格順】に並べると「APEX PRO=P790(31,900) > T200(27,500) > 233 HF(26,400) > ミズノプロ245(25,300) > ONOFF KURO(24,200) 」となる。

関連記事