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「ショットはバラバラな感じだけど」森はなが 2アンダーでワイルドカードトップ通過【マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー最終戦】

敗者復活戦を1位で通過した森は 最終戦出場でどんなプレーを見せるのか(撮影:福田文平)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇最終戦 マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル◇15日 事前◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6495ヤード・パー72>

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー最終戦への切符を賭けたワイルドカード戦が、一日競技で開催された。体調不良で1名が棄権し、10人で4枠を争うこととなったが、同ツアーラストイヤーの25歳・森はなが5バーディ・3ボギーの「70」をマークし、見事トップ通過を果たした。

しかし、「今日もすごいいいわけではなかった」と、本人は満足のいく内容でなかった様子。「ショットがバラバラな感じで、バーディチャンスはあまりなかった」と、最終プロテスト後から続くショットの不調がしこりとなった。

それでもアンダーで回れたのは「4~5メートルが入ってくれました」と、パッティングの復調が大きい。コーチからアドレスを直してもらったことに加えて、練習ラウンドで「これかなという気づき」があったのだとか。

「今までは、ラインやストロークを気にしすぎていて、出球への意識がおろそかになっていました。50センチ先に目標を決めて、強く意識して打ったのがよかったです」と、練習ラウンドでの“気づき”をやり通した結果、5バーディににつながった。

「今日はプロテスト以来、1カ月ぶりくらいの試合でした。練習ではいい感じに打てていても、今日みたいな緊張する場面はショットがばらついてしまう」と、明日に向けて課題は明白。「今日の感じだと、優勝争いできないと思います。帰ってショットをもう少しいい状態に仕上げて、明日からの2日間に臨みたいです」。短時間で調整し、ネクストヒロインツアー最後の試合へと挑んでいく。(文・杉本夏希)

【ワイルドカード通過者一部コメント集】
平塚新夢(-1)
「初めてのコースだったので、キャディさんに聞きながらやってみたんですけど、結構グリーンが難しい印象でした。なんとか手前につけて無難に攻めていました。前半は一個もバーディが獲れなくて、イーブン。後半はバーディもボギーもありましたが、結構パーセーブもできたので、良かったかなと思います。13戦のときに足を捻挫してしまって、出られるかわからなかったんですけど、なんとかサポーターとかテーピングを巻きながらやったわりには頑張れたかなと思います。明日、明後日はもっと上手い子たちもいるし、スコアも結構出てくると思う。獲れるところで獲って、抑えられるところ抑えて、上位目指して頑張りたいと思います」

奥村穂夏(-1)
「今年は技術が養えてきた感覚があって(自分的には)もっとやれるはずなのに結果がでない…ということがすごく多く、やりきれなかった試合が多かったので、今回ワイルドカードで最終戦出場のチャンスをいただいたので、しっかりと内容と結果を残せるように頑張りたいと思います」

小林京加(+2)
「前半すごいティーショットが荒れていて、木の下からのショットが多かった。とにかく頑張ろう、頑張ろうという感じだったんですけど、後半やっと自分の流れがつかめてきて、このまま諦めたらだめだなと思って。最後までやりきれた結果、なんとか一番下で通ることができました。うれしいです。初めてファイナルに出させてもらうので、やっぱり爪痕残したいですし、優勝して500万円を勝ち取って自分の将来のゴルフに向けて使いたいと思っています。優勝目指してがんばります」

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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