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ホールアウト後『誤所からのプレー』で4罰打 馬場咲希に何があった?

泣きっ面に蜂? 馬場咲希はホールアウト後に4罰打を科された(撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

連日の「72」で2日間を終えたアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)だったが、ホールアウト後にルーリング違反が発覚。計4打が加わり、最終的にはトータル4オーバーの97位タイで終えることになった。

問題となったのは、前半の14番と15番においての救済方法について。14番2打目地点ではアドレスで足がカート道にかかってしまうことから救済を受けたが、そのニヤレストポイントを決める際に、使用するであろうクラブ(この場合は7番アイアン)ではなくドライバーを使ったことから、本来、カートの右側になるはずだったニヤレストポイントが左側になってしまった。そのため、結果的に『誤所からのプレー』となり、2罰打を受けた。

15番も同様に、3打目地点で救済を受ける際、本来のウェッジではなくドライバーを使用したことから、カートの右側とされるべきニヤレストポイントが左側に。こちらも『誤所からのプレー』として2打が加えられた。

ハーフターンのときに、処置に疑問を持った同伴競技者が競技委員会に相談。ホールアウト後に本人、同伴競技者、競技委員での現場検証が行われ、処置の間違いが確認された。

ドライバーを使用したとしても、それがアイアン、ウェッジなどではかった場合と同じニヤレストポイント(今回の場合は右側)になるならば、問題はなかった。この場合、ドライバーと使用するであろうクラブでとったニヤレストポイントの位置に大きな違いがあったことから、それが結果的に『誤所からのプレー』とみなされた。もちろん、正しくニヤレストポイントをとれば、ドロップ範囲となるワンクラブレングスを決めるためにドライバーを使用しても構わない。

「カート道からの救済を間違えてしまいました。勉強になりました」。意図的なものではなかったが、結果的にペナルティを受けてしまったことには大いに反省する。再来週にはナショナルチームの一員として中国でのアジア大会に出場し、秋には最終プロテストも控える“ダイヤの原石”。この学びを忘れずに、これからも目指す舞台へと突き進んでほしい。

■定義「完全な救済のニヤレストポイント」
この基点を推定するときには、プレーヤーはそのストロークで使用していたであろうクラブの選択、スタンス、スイング、プレーの線を特定する必要がある。プレーヤーは選択したクラブをもって実際のスイングをとったり、スイングしたりすることによってそのストロークを試してみる必要はない(しかし、プレーヤーが正確に推定をするためには通常はそうすることが勧められる)。

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