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石川遼は3位終戦「4日間グリーンの感覚が合わなかった」 パット悩むもV争いで手応え

石川遼は逆転を許したものの手ごたえも感じる4日間だった(撮影:米山聡明)

<東建ホームメイトカップ 最終日◇2日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>

首位タイから出た石川遼は5バーディ・2ボギーの「68」で回りトータル17アンダーとしたが、「63」をマークした今平周吾にかわされて3位タイで終えた。

快調なスタートだった。1番パー4はピン奥4メートルのバーディパットを沈めると、2番パー4では1メートルにつけて連続バーディで単独首位に躍り出た。しかし、3番パー3では奥15メートルから3パットを喫してボギーとして波に乗れなかった。

中盤以降もチャンスにつけるがパットが決まらない。14番パー4では、2打目をグリーンオーバーして、3打目のアプローチを1.2メートルに寄せたが、「打ち出して変な曲がり方をした」と外してボギー。「あそこが敗因の一つ」と後半6つ伸ばした今平についていけなかった。

4日間を振り返ると「パッティングがなかなかうまくいかなかったですね。いいイメージになったと思ってもそのいいのが消えてしまったり…。4日間通してグリーンのタッチが合わせられなかったです」とグリーン上でストレスを感じた。最終日のコンパクションは25.5と硬め。対して速さを表すスティンプメーターは10と3分の2とツアーでは遅めの数字。グリーンの硬さに対して速さのギャップを埋められなかった。

「グリーンのタッチが合っていないなかでも優勝争いできたのは、ショットが良くなっているということだと思いますし、今後に向けての好材料です」。スイング改造4年目の開幕戦で優勝争いできたことには手応えを感じている。次戦「関西オープン」に向けても「特に修正したいところはないです。大枠は同じ、一つひとつの精度を高めていく感じです」と前を向いた。(文・小高拓)

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