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星野陸也はホスト大会でV宣言! 欧州ツアーでともに戦う久常涼の快挙に「驚きはない」

今季、国内男子ツアーは3試合に出場して2位に2回入っている星野陸也(撮影:鈴木祥)

<バンテリン東海クラシック 事前情報◇27日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

DPワールド(欧州)ツアーを主戦場とする星野陸也は4月下旬の「中日クラウンズ」以来、今季4試合目となる日本ツアー出場となる。大会主催の興和と所属契約を結んでおり「優勝を狙っているので頑張っていきたい」とホストVを誓った。

今大会の出場を当初からスケジュールに組み込んでいた星野は「この試合までに欧州のシードを決めたいと思っていました。ここ2~3試合で、ほぼ大丈夫というところまで来たので良かったと思います」。現在、欧州でのポイントランキングは75位。3週前にアイルランドで今季3度目のトップ10入りとなる7位タイに食い込み、思惑通りシードを確実にしての帰国となった。
 
自身が予選落ちを喫した先週の「カズー・フランスオープン」では久常涼が日本勢3人目の欧州ツアー優勝者となった。「飛行機が変更できなかったので最終日も会場に行って『おめでとう』と声を掛けてきました。日本ツアーの賞金ランク上位の資格で行ったボクや比嘉(一貴)さんが苦しんでいる中で、久常は常に上位でプレーしていてスッゲーなと思っていました。すぐに勝つなと思っていたので驚きはありません」。6歳年下の21歳の活躍は当然刺激になっている。
 
欧州での活躍はもちろんだが、まずは今大会だ。「先週は予選で落ちちゃいましたけど、欧州からいい流れでプレーできて、今日、プロアマでプレーした中でも、ショットはいい手応えなので優勝を狙って頑張りたいと思います」。ホストプロとして出場した過去2年は一昨年が9位タイ、昨年は予選落ち。周囲の期待や注目がプレッシャーにもなっていたようだが「3回目なんで慣れてきたと思います」。口ぶりからも精神的な余裕や自信を感じさせる。月曜日に帰国したばかりで、まだ時差ボケが残るが、今年こそ、本領発揮と行きたいところだ。
 
今大会後は欧州ツアーに戻り、最終戦の「DPワールドツアーチャンピオンシップ」(11月、ドバイ)進出を目指す。ホストプロとして最高の結果を残し、勢いをつけて再び海を渡るつもりだ。(文・田中宏治)

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