同級生タッグで大爆発! 長野泰雅がツアー記録タイ12アンダー「フェアウェイにあればバーディを獲れる」
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇23日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>
長野泰雅(ながの・たいが)が快進撃だ。1イーグル・11バーディ・1ボギーの「60」をマーク。18ホール最多アンダーパー記録に並ぶ12アンダーを叩き出し、トータル15アンダーで暫定首位タイに浮上した。
記録のことは知らず「自分はベストスコアが63なので、9アンダーになったときに、あと1個取りたいと思っていたら3つぐらいきました」と自身のベストスコアも更新。歴代18ホール最多バーディ数(バーディ以上)タイの『12個』に加えて、トーナメントレコードもこれまでの「63」から大きく塗り替えた。
先週から投入した新ドライバーの感触は「すごくいい。先週も入れてすぐ結果が出ていた。フェアウェイキープ率がいつも悪いんですけど、ここ2戦はいい。ティショットに助けられていますね」とブリヂストンの新兵器が戦力になっている。「アイアンは好きなので、フェアウェイにあればバーディを獲れると思っていた」と会心のラウンドを振り返った。
今回、長野のキャディを務めているのは、同じ福岡県出身で中学高校時代の同級生、藤川玲奈(19歳)だ。藤川はマイナビネクストヒロインゴルフツアーに出場しながら、今年のJLPGAプロテスト合格に向けて励んでいるゴルファー。「今日2ケタ(アンダー数)行こうとキャディと話していて、いい感じになりました。ラインとかは全部任せていますね」。気心が知れる相棒の読みに頼りながら、多くのバーディパットを決めた。
前戦の「ハナ銀行 インビテーショナル」では首位と1打差で最終日を迎えるも、「74」とスコアを落としツアー初優勝はつかめず。現状トップタイにはいるが「先週は3日目まで良くて、4日目に失敗してしまった。あすに頑張って、最終日は先週のリベンジができたらいい」。
金谷拓実や中島啓太ら20代の先輩プロたちの活躍を見て、「このままじゃダメだ」と一念発起。練習、トレーニングの量を増やし、先週から結果につながっている。きょうもこれから練習とトレーニングに励むため、藤川キャディのところへ向かった。(文・高木彩音)
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