岩崎亜久竜が涙の初優勝 日本オープンでツアー初Vは史上7人目

ツアー初優勝を日本オープンで飾った岩崎亜久竜(撮影:米山聡明)

<日本オープン 最終日◇15日◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪府)◇7315ヤード・パー70>

ツアー未勝利で、今季は欧州を主戦場としていた岩崎亜久竜が6バーディ・1ボギーの「65」で回り、トータル8アンダーで初優勝を手にした。あざやかな逆転劇で日本一に輝いた岩崎。「夢なんじゃないかと思ったけど、本当にうれしかったです」と優勝を決めた瞬間を振り返った。日本オープンでツアー初優勝を果たしたのは1973年以降で7人目。

昨年は賞金ランキング3位に入り大きく躍進した。ランキング上位の資格で欧州ツアーの参戦権を得て臨んでいた今季だったが、結果が出ずに苦しい時間が続いた。それでも「うまくいかないことばかりでしたけど、難しいピンポジションとか慣れはありました」と、欧州での経験を生かしてこの日の難セッティングでも臆することなく攻めきり、栄冠を勝ち取った。

25歳でのツアー初優勝。ナショナルオープンという最高の舞台をつかんだ。周囲に祝福され、涙を流して喜んだ待ちに待った勝利。「今後に向けて大きな自信になります」と胸を張った。

【日本オープンで初優勝した選手】※1973年のツアー制度施行後
1980年 菊池勝司
1981年 羽川豊
1995年 伊澤利光
2002年 デービッド・スメイル
2009年 小田龍一
2018年 稲森佑貴
2023年 岩崎亜久竜

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