2024年のマスターズ・トーナメントは最少人数になる?

松山英樹のほかに日本人の招待があるかどうか気になるところ(撮影:GettyImages)

2023年の世界ランキングポイント対象試合もほぼ終了。次週の今年最後の発表となる世界ランキングのトップ50位が来季のメジャー初戦、「マスターズ・トーナメント」(4月11~14日)の出場資格を得る。

その結果、米PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーともに未勝利のアダム・シェンク、エリック・コール、デニー・マッカーシー(いずれも米国)ら3人に加え、ウィル・ザラトリス(米国)、ジャスティン・ローズ(イングランド)、アドリアン・メロンク(ポーランド)、ニコライ・ホイガード(デンマーク)ら11名、また、ルーク・リスト(米国)、ルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン)ら4人がPGAツアー勝利で出場権を獲得した。
 
現状で招待状を受け取るのは歴代覇者の松山英樹を含む77名。今後出場選手に加わるのは来年1月に開催される「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」の勝者、また1月以降マスターズ前週までのPGAツアー14試合の勝者で出場権を持たない選手、そしてマスターズ直前の4月7日付けで発表される世界ランキング50位内が加わることになる。
 
1966年に103選手が参戦して以来、「われわれは出場選手を100人以下にしたい」というのがマスターズ委員会であるオーガスタ・ナショナルGCの意向。「全米オープン」、「全英オープン」がフルフィールドの156名で戦われるのに対し、四大メジャー大会でも突出して少ない出場選手で戦われるマスターズ・トーナメント。今年の出場人数は88人だった。ランキングに大きな変動がなければ来季のマスターズは最少出場選手となるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)

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