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「バーディがひとつも獲れなかったのはショック」 馬場咲希の長かった一日

馬場咲希はバーディなしの一日に(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<Qシリーズ(米国女子ツアー最終予選会) 2日目◇1日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

スタートまであと10分ほどだった午前8時過ぎに、練習グリーン上で中断を告げるホーンを聞いた。そこから雷を伴う激しい雨が降ったが、馬場咲希はリラックスしながらティオフの時間を待った。結局、再開までには3時間近くを要したが、「(中断後の)練習もいつも通り打てていて、いい気分でコースに入りました」と、3アンダーからのさらなる浮上を目指した。

しかし、その雨が少なからずプレーにも影響を及ぼすことに。1番パー4では、2打目でグリーンを大きくショート。さらに鈍い音をともなった3打目のアプローチも、ピンに対してかなりの距離を残した。「何回かダフってしまうショットはありました。ティショットからあまりいいものがなくて、それに続いてセカンドもよくないというのがきょうの一日」。7、8番ではやはりショットのミスから連続ボギーを叩き、最後までバーディを刻むことはできなかった。

「3ボギーは仕方ないけど、バーディがひとつも獲れなかったのはショックですね」。フォールズCで前日までの貯金をすべて吐き出し、順位も67位タイと通過圏外に後退した。「コンディションを言い訳にできないくらい自分のゴルフがひどかった。あしたからに向けてそこを改善していきたい」。ラウンドを終えたのは、日没まで残り1時間を切ったころ。それでもすぐさま練習グリーンへと向かい、頭を整理するようにボールを転がした。

長かった一日。ラウンド後には、疲れ切ったような表情も浮かべる。だがまだ序盤の2ラウンドが終わっただけ。その疲労感をしっかりと癒し、残り72ホールへと向かっていく。(文・間宮輝憲)

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