西郷真央は悔しい終わり方も、今季初のトップ10「死ぬ気で練習してきて良かった」

＜富士フイルム・スタジオアリス女子オープン　最終日◇9日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）◇6435ヤード・パー72＞

仕切り直しとなった初日は1アンダー・13位タイにつけ、逆転を狙った西郷真央だったが、最終日は5バーディ・2ボギーの3アンダー。伸ばしあいについていけず、トータル4アンダーの8位タイに終わった。

最終ホールにきた時点でトータル5アンダー。ここで伸ばせば単独5位の可能性もあったが、「ティショットのときに結構大きな物音がして、ビクッとなっちゃって左サイドのラフにいっちゃいました。自分のミススイングではなかったので、逆により悔しいですね」。このホールをボギーとし、少し後味の悪い終わり方となってしまった。

それでも、今季初のトップ10入り。練習日に痛めた首の状態はひどくなることなく、「フェアウェイはキープできていたのですが、ディボットに入ってピンを狙えなかったり」と不運も多かったが、パッティングでしのいでの最終日3アンダーには手応えも感じている。

「今年に入って復調気味？　自分でいうのも何ですが、死ぬ気で練習してきました。その結果、上位に入る試合があったので練習してきて良かったな、と。より良くなれるようにまた頑張りたいです」

昨年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、「ティショットに恐怖がある」とうつむくほどの“どん底”を経験。しかし、オフのトレーニングを経て、西郷に明るい笑顔が戻ってきた。