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「ドライバーのチーピンが止まらない」スイングで直そうとしてもそれは無謀かも……!?

チーピンが出始めたときは、オープンスタンスで構えよう。手元の位置が低いと手首が返りやすくなるため、手元を高くしてアドレスするのも効果的

ティショットでチーピンなど左へのミスが出始めると、スイングでどうにかしようとしてもなかなか直らない。そんなときはアドレスを直せばOKというのは、女子ツアーでも屈指の理論派、植竹希望だ。詳しく教えてもらった。

「チーピンで悩んでいる人は、知らないうちに右へ向いて構えていることが多いようです。クローズスタンスのままフェアウェイへ振るため、手首を返してしまうのです。体の回転がロックされるため、余計に手首を返しやすくなるという悪循環ですね。

右に向くのを防ぐために、まずはオープンスタンスで構えてみてください。左に曲がるのに左を向く? と不思議に思うかもしれませんが、大丈夫。大胆に左を向いて構えると、左側にスペースができるため、体がスムーズに回ります。手元が体が同調するので、手首を返す余計な動きを防げるのです。

また、手元の位置を低くしてアドレスすると、手元に力が入り、コックしやすくなります。これも手首が返る原因になるので、手元を高い位置にセットしてハンドアップで構えるといいでしょう。その際に親指でグリップを押さえ付けずに、残りの8本の指先で引っかけるように握ると、体の回転で振れるようになりますよ。

左へのミスはスイングで直そうとしても難しいので、アドレスで調整するのがオススメですよ」。

植竹希望
うえたけ・のぞみ/1998年生まれ、東京都出身。昨年「KKT杯バンテリンレディス」で初勝利を挙げた。さまざまなプロのスイングを独自で研究するスイング博士。サーフビバレッジ所属

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