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西村優菜が「Qシリーズ前にもう1勝を」と攻めるゴルフを展開 マスターズGCレディス最終日【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

西村優菜(撮影:福田文平)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「NOBUTA GROUP マスターズGCレディス」(10月20日~23日、兵庫県・マスターズGC)で最も閲覧されたのは、最終日に撮影された西村優菜がふわりと上げた高い球でピンを狙うアプローチの写真だった。
 
初日2アンダー、2日目も2アンダー、そして3日目は5バーディ・1ボギーの4アンダー「68」。3日間トータル8アンダーで西村優菜は5位タイに順位を上げて最終日に臨んだ。首位タイの川崎春花と河本結は12アンダー、その差は4ストロークと射程圏内にとらえていた。
 
2日目を終了した時点で西村は、昨年大会を参考にして決勝2日間のピンポジションを予想していた。ムービングデーと呼ばれる伸ばせる3日目、難しい最終日と考えたが、「きょうは最終日と変えたんじゃないかと思うような難しいセッティングでした」と3日目終了時点で話した。半分以上が西村予想の“最終日”のピンポジションだったという。予想を裏切られた西村だったが、それでもきっちりスコアを伸ばし優勝を狙っていた。
 
西村は23年シーズンの米ツアー参戦を考え、Qシリーズ(最終予選会)挑戦を表明していた。「あと1勝してから予選会に出たい」と話していただけに、首位と4打差はチャンスと見ていた。
 
最終日、5バーディ・1ボギーと果敢な追い上げを見せた西村だったが、結果は4日間通算12アンダーで4位タイ。堅調なゴルフで、4日間通算15アンダーまでスコアを伸ばし続けた川崎に追いつくことはできなかった。
 
Qシリーズではツアーメンバーとなることができる45位以内には入ったものの、概ねの出場権を獲得できる20位には入れず24位タイ。試合数が限られるかたちとなったが、「今年は最初のほうはすべての試合に出られないですが、出られる試合で結果を出して1年間戦ってシードを獲れるように頑張りたいです」と、強い決意を語っている。
 
西村の米ツアー初戦は3月23日に開幕する「LPGAドライブオン選手権」(スーパーステイション・マウンテンGC/米国アリゾナ州)になる予定だ。

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