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タイガー・ウッズはカットライン上 パッティングに苦しみ「これより5~6打は良くできたはず」

タイガー・ウッズは予選通過となるか(撮影:Getty Images)

<ジェネシス招待 2日目◇17日◇リビエラCC(米カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

約7カ月ぶりに競技復帰を果たしたタイガー・ウッズ(米国)にとってタフな一日だった。2バーディ・5ボギーの「74」とスコアを落としトータル1オーバーに後退。現在カットライン上につけており、第2ラウンドが日没順延になったことで、運命は3日目まで分からない状況となっている。

ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジャスティン・トーマス(米国)とともに大歓声のなかスタートしたタイガー。10、11番でチャンスパットを決めきれずにスタートすると、先に来たのは12、13番の連続ボギーだった。「序盤に全部のパットをブロックしてしまった」と流れに乗ることはできず。それでも14、17番で獲って、前半はイーブンで折り返した。

パーを並べ続けて迎えた6番パー3はグリーン中央に小さなバンカーが配置された名物ホールだが、グリーン奥のカップに対して手前21メートルにオン。「プロアマの時に(奥から)戻ってきたから、JT(トーマス)の位置までパターで打とうと思った。傾斜の上まで打つはずだったが、傾斜に引っかかってしまった」とロングパットはバンカーに吸い込まれてボギー。8、9番も連続ボギーとして、上がり4ホールで3つスコアを落とす苦いフィニッシュとなった。

「これより5~6打は簡単に良くできたはず」とパッティングに苦しめられたタイガー。それでも右脚に大ケガを負ったにもかかわらず、ボールスピードは180マイル(約81m/s)を超えることもあり、2日目は初日を大きく上回る364ヤードのビッグドライブも披露した。「以前は足を使っていたけど、それはもうできない。だから体のコアからパワーを出しているけどそれも腰に負担がかかるから、体の状態にとても気をつけているよ」といまの体調でのベストパフォーマンスを見せ、見守ったファンからは喝采を浴びた。

「悪いパットを打ってひどい終わり方になってしまった」と悔しい18ホール。それでもホスト大会でまずは予選36ホールを完走し、もっとよくできるという前向きな言葉をたくさん口にしたことを振り返れば、タイガーの次戦にも期待せざるを得ないだろう。

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