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フランスのプラチナ世代がメジャー覇者を撃破し欧州2勝目 リディア・コは3位【欧州女子ツアー】

フランスのポーリーヌ・ルサンが欧州2勝目を飾った(大会提供)

<アラムコチームシリーズ・シンガポール 最終日◇18日◇ラグーナ・ナショナル(シンガポール)◇6424ヤード・パー72>

欧州女子ツアーの「アラムコチームシリーズ」の第1戦は全日程が終了した。前日まで行われていたチーム戦に続き、この日は個人戦の最終ラウンドが行われ、首位タイから出たポーリーヌ・ルサン-ブシャール(フランス)が「64」で回りトータル15アンダーで圧勝した。

同じく首位タイからスタートしたメジャーチャンピオンのダニエル・カン(米国)は4つ伸ばすもトータル11アンダーの2位。世界ランキング1位のリディア・コ(ニュージーランド)がトータル10アンダーで3位に入った。

2021年にプロ転向したポーリーヌは、同年にツアー初優勝を挙げると、その年の米国女子ツアー予選会(Qシリーズ)で2位に入りツアーメンバー入り。22年は年間ポイントランキングで69位に入り、米シードを獲得した。

20年には世界アマチュアランキング1位にも君臨した逸材。フランスを代表する選手として今後の活躍が期待されるが、「きょうはスイングで取り組んでいることをいろいろ試していて、それがうまくいった」とバーディ8つを量産したプレーは、今季を戦う上で大きな自信になる。

「こんなにバーディが獲れているとは思っていなくて、18番に立ったときに、うわーって思った」と集中していた。欧州ツアーはこれで2勝目。初優勝時も「60」というビッグスコアをたたき出しての勝利。爆発力には定評があるなかで、バックナインを「30」で回り、強豪を退けての勝利だった。

2週にわたって行われた米ツアーのアジアシリーズは出場権がなく、悔しい思いもした。それでも「時間がたっぷりあったから練習がたくさんできた」と前向きに取り組んだ。久しぶりの優勝で勢いに乗った22歳。日本でいえばプラチナ世代と同学年。今年は欧米で活躍する姿を見ることが増えそうだ。

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