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7年ぶりオーバーパーV 吉田優利が超難関“ガマン大会”制す「2年ぶりの勝利がメジャーでうれしい」

2年ぶりの勝利をメジャー大会で果たした吉田優利(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇7日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

吉田優利がまれに見る“ガマン大会”で頂点に立った。最終日は3バーディ・4ボギーの「73」。トータル1オーバーで初のメジャータイトルをつかみとった。

終わってみれば後続と3打差がついたが、決して楽な戦いではなかった。近年まれに見る難コースセッティングで、初日からスコアを崩す選手が続出した。2日目には通算アンダーパーは吉田ただ一人。3日目にはアンダーパーが“消滅”し、結局、2016年の「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」以来となるオーバーパーでの優勝となった。

「約2年ぶりの優勝で、3勝目をメジャーで獲得することができてとてもうれしいです。これからも勝利を積み重ねていけるよう、努力していきたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします」

優勝スピーチでこう語った吉田。昨年は2位に5回入ったが、優勝することはできなかった。忸怩(じくじ)たる思いを抱えながら努力を続けた23歳が、辛く、苦しい戦いを乗り越えて、メジャータイトルという最高のかたちで結実した。

2021年大会を制した西村優菜に次ぐ、プラチナ世代2人目のメジャー覇者となった吉田。これからもツアーの中心人物として、快進撃を続ける。

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