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“小ぶりヘッドドライバー5機種”の実力を試打検証〜EZONE GT 425編【試打の鉄人】

【試打レビュー】「初心者から上級者まで使えて、インパクトゾーンが長くなってくれますね」

今回の試打ではロフト10.5度、57グラムで先中調子の純正シャフト『RK-03GT』のSフレックスが装着された『EZONE GT425』を使用。試打前にヘッドをチェックした市原は、「構えたときの第一印象は、“つかまりそう”と言うことでした。フェースのヒールが低く、トゥが高く設計されていて、アップライトに見えるからです。実際はアップライトではないのですが、視覚的な安心感がありますね。425ccですが、多少小さく見えるだけで、460ccのモデルとの差はかなり小さいです」と話した。

試打をおこなった市原が感じたのは、ヘッドの直進性の高さ。特に強い押し感のあるぶ厚いインパクトが特徴的だったと語る。

「ヘッド後方の“サイドウォール”と言う構造が効いている気がしますね。強い押し感があって、インパクトが1コマ長いように感じます。球筋はほぼストレート。打感の良さもあるので、すごく気持ち良く打てます」
 
市原が打った3球の弾道データは、ほぼ同じ方向の真っすぐに近い弾道で、安定したキャリーが出ていた。
 
「見た目通りのつかまりやすさが備わっていて、全然曲がりません。それでいて操作性も高くなっています。ドローヒッターにも、フェードヒッターにも向いていますし、初級者から上級者まで使えるモデルだと思います。ヘッドがものすごく完成度が高いので、自分に合ったシャフト選びが重要になりそうです」
 
『EZONE GT425』と言えば、女子プロの岩井千怜が愛用するモデルだ。思い出されるのは、国内女子ツアー「RKB×三井松島レディス」で姉・明愛と山下美夢有とのプレーオフで見せた直ドラだ。今回のテストでは、市原に直ドラでの試打もしてもらった。
 
「ティアップしているのと同じくらい打ち出し高さが出ました。直ドラでこれだけ上がるなら、岩井プロが時折打つのも頷けます。ティアップで考えても、下めにヒットしても上がってくれるということですから、心強い武器になりますね」

【試打映像】弾道計測データ&市原建彦の評価は…?

試打の鉄人 プロフィール|市原建彦(いちはら たつひこ)1978 年生まれ、神奈川県出身。ツアー通算1 勝。アマチュア時代の96 年に「世界ジュニア」を制覇。プロ転向後は、06 年「アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン」で優勝を果たしている。187cm の長身から放つ豪快なショットが持ち味。自身でトラックマンを保有し、ギアへの造詣も深い。

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