＜マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第10戦 マイナビカップ◇18日 事前◇瀬田ゴルフコース北コース（滋賀県）◇6398ヤード・パー72＞
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第10戦「マイナビカップ」は、あす19日（火）に一日競技で行われる。昨年は台風の影響で中止に。ここ滋賀県の瀬田ゴルフコース北コースで開催されるのは2年ぶりとなる。
そんな今大会には同ツアー初出場の選手がいる。スポンサー推薦枠で参戦する大阪府出身の松原果花で、1999年生まれの24歳。名門・香川西高校を卒業後、ゴルフ場で練習をしながらプロテスト合格を目指している。「みんなが出ていてインスタグラムでよく見ていたので、自分の出場が決まったときに『楽しみだな』って思ったけど、推薦をもらっているぶん『頑張らないと』っていう気持ち」と緊張混じりの笑顔で話す。
今年のプロテストは1次予選で敗退。「年々厳しくなっている。来年も受けるのでもっと頑張らないとなって」と、その目はもう来年に向いている。課題に感じているのは飛距離。ドライバーの平均が220ヤードの松原は、プロの世界ではもちろん飛ばないほう。「もうちょっと飛ばせるようになりたい」。将来を見据えて、トレーニングや素振りの量を増やし、ヘッドスピードアップに努めている。
ほかには「緊張してしまうと崩れてやすい」というメンタル面も課題に挙げる。「ゴルフに関しては深く考えないようにしています。悩むほどうまくいかないし、別にゴルフがダメでも人生が終わるわけではないし」と考えながら、メンタル面をコントロールしていく。
同ツアーはツアートーナメント同様に中継のテレビカメラが入る。緊張しいの松原にとって、課題を克服するためのいい実戦となるに違いない。「一日競技なのでバーディ獲れるホールでしっかり獲って、いいスコアで回れたらいいなと思います」と初戦からアクセル全開で挑む。目指す順位は「1位で！」とフレッシュな笑顔も。最後は「明日から、がんばんで！」と自ら気合いを入れた。（文・高木彩音）
※ネクストヒロインゴルフツアー（共催：株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV）は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。
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