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5年半ぶり米ツアー2勝目へ、小平智にチャンス到来 「優勝争いができて幸せ」

小平智は優勝戦線にいる喜びを噛みしめた(撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 3日目◇21日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>

『フェデックスカップ・フォール』でポイントランキング125位以内に入り、来季のフルシードを目指している小平智。最終組で回った3日目は2バーディ・1ボギーの「69」と一つ伸ばし、トップとは3打差のトータル6アンダー・5位タイの好位置で最終日に挑む。

バーディ数こそ3日間で10個しか獲れていないが、ボギーの数はたったの4つと、フィールドのなかで最少タイ。スイングでは「リズムが早くならないように」、マネジメントでは「アプローチで寄せやすいほうを考えながら」、丁寧に丁寧にゴルフをしてスコアを伸ばしてきた。

「最初はポンポンと(伸ばして)みんな行ってすごいなという感覚はありました。終わってみないとわからないといつも思ってやっているので、自分は自分のプレーをするだけ」と米ツアー参戦も5年目となり、戦い方は分かっている。

トップとは3打差で、2018年4月の「RBCヘリテイジ」以来となる、米ツアー2勝目が見える位置で残り18ホールを戦う。「(5年前の優勝は)けっこう忘れましたけど、優勝争いしている感覚はいま感じています。やっぱり緊張感がありますし、ギャラリーも多いですし、調子のいい選手と回っているのでやっぱり上手いですし、そのなかでできているのを幸せに思います」。

優勝なら来季から2年シード。また、今の順位のまま終えると、フェデックスカップ・ランキングは183位から、出場試合数が限定される準シード圏内の147位に上がる見込み。「出場している日本人のなかで大切さは一番感じている」という試合で迎えたチャンスで、1ポイントでも多く稼ぎ上だけを目指す。(文・下村耕平)

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