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「のびのびできています!」 三ヶ島かなは左ヒザのテーピングから“卒業”

のびのびプレーで笑顔も弾ける。三ヶ島かながいよいよ本領発揮か(撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

左ヒザについていた“あしかせ”がやっと外れた。今年3月に左ヒザ外側のじん帯を切った三ヶ島かなは、医師の許可を得たうえでテーピングを巻きながらこれまで出場を続けていたが、そこから“卒業”。先週からテーピングを巻かずにプレーできるようになり、「のびのびできています!」と、自分らしいプレーを取り戻し始めている。

先週のメジャー大会はテーピングなしで4日間を戦い抜いた。さらに今週に入ってからは、脚の状態が良くなったことで振り感にも変化があった。「クラブが振れるようになってきて、シャフトを重くしたんです」。ドライバーは50グラムから60グラムに、アイアンは70グラムから85グラムへと差し替え、「ビシバシ(ピンに)ついてくれるようになりました」。この日はボギーフリーの「67」をマークした。

2日間を終えて、トータル8アンダーの12位タイ。上位争いに加わる位置で最終日へと向かうが、伸ばしあいの様相を呈している今大会では少し物足りなさも感じている。「きょうはチャンスについたものが全部入ってくれたけれど、もうちょっとチャンスを多く作りたい。なんか欲張ってミスしちゃった」。あすは無欲のビッグスコアを目指していく。

「痛いときには本当に痛かったし、痛いと怖いが両方あった。やっとどっちも取れた感じ」と、縛り付けていたリミッターは外れた。「内容的にもだいぶいいので、あとは結果が出るだけですね」と声色も明るくなった三ヶ島が、軽い足取りで首位を追いかけていく。(文・笠井あかり)

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