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マイナビネクストヒロインツアー念願の初優勝を飾った坂口瑞菜子「克服できた! とても嬉しいです」

マイナビネクストヒロインゴルフツアー、悲願の初優勝を遂げた坂口瑞菜子(撮影:鈴木祥)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第2戦 PGMシリーズ withGolf CUP ◇12日◇最終日◇セゴビアGC イン チヨダ(6418ヤード・パー72)>
 
マイナビネクストヒロインツアー第2戦「PGMシリーズ withGolf CUP」を制したのは、昨季何度も優勝争いに敗れ、人一倍悔しい思いをしていた坂口瑞菜子だった。最終日、坂口は首位に1打差の2アンダー2位タイからのスタート。他がスコアを落とす中、2バーディ・2ボギーで回り、2日間通算2アンダーで初優勝を遂げた。

昨季から毎試合、優勝を強く考えていたという坂口。念願の優勝に「これまで何度も優勝争いをしたんですけど、その全部が最後にボギーを打ったりするという負け方だったので、すごく悔しい思いをして、本当にたくさん悩みました。ゴルフのことを考える時間が前よりもとても増えて。この優勝で、悩んでいたことが克服できたと感じたのでとても嬉しいです」と、これまでの試合後の曇った表情とは一変し、満面の笑みと安堵な表情を浮かべて話した。
 
勝つことに意識をしすぎて、後半の9ホールでスコアを落としていたという坂口。「グリーンを外してもあまり焦らなくなったし、バーディパットやここは大事と思うパットも、前は入れることだけを考えていたんですけど、ラインにのせることに集中できていました。悩んできたぶん気持ちの持ち方が変わったおかげで、落ち着いてできました」と、これまでとの変化について話した。
 
課題を克服できたのは「今年から一人で考えて練習するようにしたことで試合中に悪くなったとき、どういう体の動きをしているのかわかるようになって、修正できるようになってきたんです。それがよかったところだと思います」という。
 
なかなか優勝に手が届かない自分に悩まされたが、諦めずにやってこれたのは両親の存在と話す。
 
「去年のプロテストに落ちて、ものすごく落ち込んだんですけど、その結果に両親を泣かせてしまって。その姿を見たときに、喜ばせたいという思いが。それがとてもモチベーションになっています。きょうの中継を見てくれていた両親や応援してくれている方たちからラインがきていて、すごい嬉しいです」
 
坂口は26日に行われるマイナビネクストヒロインツアー第3戦「Sky ALL Sky Ladies Cup」(瑞陵ゴルフ俱楽部・岐阜県)の出場が決まっている。「次戦もいいプレーができるようにしたいです! そしてプロテスト合格に向けて、いいステップを踏めるように頑張っていきます!」と意気込み、最大の目標である“プロテスト合格”に向けて準備をしていく。(取材/文・高木彩音)

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