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最終プロテスト不合格も成長感じる円角有希 目指すは敗者復活からの「ツアーファイナル優勝」【マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー最終戦】

円角有希は最終戦への切符をつかめるか(撮影:福田文平)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇最終戦 マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル◇14日 事前◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6495ヤード・パー72>

昨年からマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーで戦う円角有希。今年の最終プロテスト、3日目終了時点では20位タイと合格圏内にいたが、最終日に「75」と失速して41位タイフィニッシュ。残念ながら合格には手が届かなかった。

もちろん悔しさはあるものの、「去年までの最終プロテストで出ていたショットのブレは少なくなりました。今年はショットのブレの原因を追及するためにやってきて、最終プロテストで初めて安定してくれた。成長も見られたと思います」と、自信も得られたという。

ショットのブレが少なくなったのは、「ネクストヒロインでの経験も大きい」と話す円角。「試合になると力入ってオーバースイングになる癖があるので、テストの練習じゃないけど、ネクストヒロインの試合で意識して回れたのがよかった」と、定期的に実践のなかで確認できたことで、悪い癖が出づらくなった。

そんな円角は、明日15日(水)から始まる、最終戦「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル」への出場権を賭けたワイルドカード戦に挑む。「4枠を勝ち取って、ツアーファイナル優勝目指して頑張りたい」と話すのは、年齢制限のあるネクストヒロインツアーを今年で卒業するからこそ。

ただし、「結構(コースが)難しい。狭かったり、ここにいったら(セカンドで)狙えないというところが多くて、ティショットが難しい。あとグリーンもアンジュレーションがあって」と、試合が開催されるPGM総成ゴルフクラブ(千葉県)に警戒する。

「夏のPGMマリアゴルフリンクス(第6戦 PGMシリーズ「Cool Cart CUP」)のときも難しくて後半失速しました。攻め過ぎず、でも、守りにも入り過ぎず。淡々とプレーしたい」。ネクストヒロインツアー、そしてプロテストでの失敗を糧として、最終戦への切符をつかみにいく。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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