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初戦で明確に 2022年渋野日向子の変わった部分と変わらない部分 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

大幅なスイング改造は見られないが、進化を続ける渋野日向子(撮影:GettyImages)

シンガポールで行われた「HSBC女子世界選手権」で米ツアー本格参戦の初年度となる渋野日向子の2022年がスタートした。結果は初日に出遅れながらも最終日に「68」をマークし、トータル1アンダー・47位に終わった。気になるのが、今年はどんなスイングとなり、どんな1年となるのか。渋野と親交があり、青木瀬令奈のコーチを務める大西翔太氏が分析した。

昨年12月の渋野日向子ドライバースイング【動画】

初戦を見ると、20年終了後から取り組み始めた「左のミスを消す」ためのトップが低く浅いフラットなスイング。こちらは今年も健在だ。

「一昨年から昨年までほどの大きな変化は見られません。フラットなスイングにして2勝を挙げるなど結果が出た以上に本人としても手ごたえがあったのだと思います。常に“より遠くに、より正確に”と、ともすれば相反する2つを追求するうえで、昨年のスイングでいけると感じたと思います」(大西氏)

今年のスイングはそこからのブラッシュアップ。「少し変化した部分で言えば、クラブにもよりますが、去年よりもダウンスイングでグリップエンドが下を向くようになり、縦にクラブが入ってくるようになりました。このほうが、より体の正面で打てるようになり正確性が増すと考えたのではないでしょうか」と若干のマイナーチェンジが施されているという。

「このほうがより面で打てる感覚になると思いますし、いわゆるビジネスゾーンも長くなる」と狙いを分析するが、一番のメリットは昨年課題としていた部分。「傾斜地に強くなったと思います。むしろ傾斜地から強くするためのスイングに感じますね。よりプレッシャーに強いスイングになりました」。どんなライでもちゃんと打てる。海外をより意識していると大西氏は見ている。

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