• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 不利な条件は多いけど… 「一番からだが弱い」アトムがゆかりの地で奮起! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

不利な条件は多いけど… 「一番からだが弱い」アトムがゆかりの地で奮起! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 S・ビンセント -13 2 重永亜斗夢 -12 3 石坂友宏 -11 今野大喜 -11 石川遼 -11 大槻智春 -11 7 星野陸也 -10 貞方章男 -10 9 今平周吾 -9 比嘉一貴 -9 順位の続きを見る

重永亜斗夢は6バーディ・ボギーなしのゴルフで2位に浮上!

重永亜斗夢は6バーディ・ボギーなしのゴルフで2位に浮上!(撮影:岩本芳弘)

Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7210ヤード・パー72>

「全世界で1番お前がパター入っているぞ!」。キャディにそう言われるほどパッティングが神がかった2015年。3位に入ったこの年を除いて、「自分には絶対に不向き」という芥屋の印象は変わらない。

低い位置から下ろす! 石川遼のドライバースイング【連続写真】

「飛ばし屋有利なので、向き不向きで言ったら絶対に不向き」。今シーズンの重永の平均飛距離は275.19ヤード。「出場している選手の中で一番体も弱い」と、持病もあって体も細く、決してパワーヒッターとはいえない。距離も長い上にバンカーが新設された芥屋GCとの相性の悪さは、予選ラウンドで飛ばし屋のチャン・キム(米国)と回って“再確認”した。

チャン・キムは絶対バンカー超えていくけど、270〜280ヤードにバンカーの先端があるから、オレはことごとく入る。それを避けながらすごく狭いスペースを打っていくから、絶対飛ばし屋がいいかなって思っていました」。そう断言できるほど。「なんでよかったんだろ?」と振り返る15年の3位タイ、17年の9位タイ以外は、予選落ちがほとんどだった。

しかし、全部が全部“不向き”なわけでもない。コースとの相性の悪さを払拭してくれたのは、地元の強さだ。高校時代は出身の熊本を離れて福岡の沖学園で過ごした。「ほぼ地元じゃないですか。高校の同級生が来てくれたり、ボランティアの子も沖学園の後輩だし。すごく楽しいですよね」と生き生きとプレーができている。

3日目を終えて首位と1打差の単独2位。地元の声援が、2018年「東建ホームメイトカップ」以来のツアー2勝目に近づけた。「コースは諦めている部分もあるので、楽しく回れているのがスコアにつながっているのかな。久々の上位プレー、頑張りましょう」と、楽しげに笑って見せた。(文・谷口愛純)

関連記事