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「ボールも沈むしタフ」 松山英樹ら選手も警戒するラフの特徴は… “東京五輪セッティング”はどんな仕上がり? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

やはりラフに入れると厳しい戦いが待ちそうだ(撮影:福田文平)

東京五輪ゴルフ競技(男子) 事前情報◇27日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇7447ヤード・パー71>

いよいよ2日後の29日(木)に、各国のトップ選手が出場する男子ゴルフが開幕する。その舞台になるのが、埼玉県にある霞ヶ関カンツリー倶楽部だ。古くは「ワールドカップ」から「日本オープン」や「アジアパシフィックアマチュア選手権」などプロ・アマ問わず“ナショナル大会”の舞台にもなってきた、名門コースでメダルが争われる。では東京五輪では、どのようなセッティングになるのか? 国際ゴルフ連盟(IGF)のコース担当者に話を聞いた。

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今回のコースセッティングに携わるのは、普段、欧州ツアーで仕事をするデイビッド・ガーランド氏と、PGA of Americaのコースをみるケリー・ハイフ氏の両技術役員。2016年のリオ五輪に続いて、調整を担当する。「全米プロゴルフ選手権」や「ライダーカップ」などにも携わる2人は、東京五輪の舞台について「メジャー大会と同様に扱っている。選手たちがスキルを最大限披露できるように、時にタフでチャレンジングであると同時に、面白いコースセッティングをしている」と自信をみせた。

選手に話を聞くと、その多くが“ラフへの警戒心”を口にする。きょう公式会見を行った松山英樹は、「日本でプレーした芝のなかでは、ボールも沈むしタフなセッティング。ティショットでフェアウェイをキープすることが大事になってくる」と言う。また、星野陸也も「ティショットをラフに入れると、セカンドでバーディチャンスにつきにくい状態になる」ことを練習ラウンドで確認した。実際に、ラフからのショットで選手が“力負け”し、飛距離がまったく出ないというシーンも、この数日間で何度か見かけた。

大会期間中のラフの長さは3インチ(約7.6センチ)に設定。ちょうど沈んだボールが見えるか、見えないかというラインだ。ただ今回のゾイシア芝は、「密度が高い」という特徴を持つ。畑岡奈紗も「ラフがきつく、クラブの入れ方が難しい」と話していたが、この特徴が影響していそうだ。担当者も「ラフに入ったらペナルティ」と明言する。グリーン周りも同様のカットが施されるが、ここについて畑岡は「どこから打っても逆目のように感じる」と印象を抱いたという。

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