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石川遼、急ごしらえの【アームロックパター】で勝利! 握り方を変えるといいことがある!?

石川遼がアームロッカーに!女子に続き、握り方を急に変えたプロが勝ちまくり!

<日神カップ 千葉オープン◇10日◇平川カントリークラブ>

11日(木)、地区大会「日神カップ 千葉オープン」が終了。ツアー外競技ながらシード選手も多く参戦する大会で、昨年覇者の石川遼が初日8アンダーを記録。2日目は3バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフとなり、トータル7アンダーでホールアウト。木下裕太とのプレーオフを3ホール目で退け連覇を飾り、「流れが悪い中、我慢し続けたのが良かった」。

この試合では、「グリップすら換えられない」と8年以上愛用するエースパター『ブラックシリーズiX ♯9』ではなく、練習日に急ごしらえした新パターを採用した。ブレード型のセンターシャフト(ややヒール寄りにシャフトが挿さっている)で、ヘッドはオデッセイ『ミルド・コレクション TX ♯2』、ダマスカスインサートが入ったプロトタイプ。

「(パッティングが)よかったときは左腕とクラブが一体化していいストロークができていた。去年のデータ的には平均パット数が2位だったけど、自分としてはまだまだよくなると感じながらのシーズン終わりだった」と、通常のパターよりも3インチ長い「アームロックパター」をお試しで投入した形。

採用した中尺グリップは、イオミックの『ユニット・ベリー ソリッドカラー』のブルー。これを左上腕にグリップエンドを固定して使った。昨今、PGAツアーでは、ブライソン・デシャンボーマット・クーチャーキーガン・ブラッドリーバッバ・ワトソンジム・フューリクなど、このアームロックスタイルで活躍する選手が増えているが、最新トレンドの導入は上々だと言えるだろう。

また、女子ツアーでも河本結がラムキン『フラットキャット』をタテに入れた急ごしらえパターを、4年ぶりにクロスハンドに替えて優勝。その翌週には「Tポイント」から中尺グリップを「夢のお告げ」で急ごしらえした成田美寿々が、同じくクロスハンドに握りを変えたばかりで勝利している。

⇒【勝者のギア】ロングパットを次々カップイン! 河本結は直前のパター全取っ替えが奏功

慣れた握りのグリップに、慣れたパター。これで結果が出ないプロが、アームロックやクロスハンドと、自分のスタイルを急ごしらえで変えることで、勝利が続いている。我々アマチュアも、慣れた握り方を疑うといいことがある!?

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