• HOME
  • 記事
  • フットサル
  • 【インタビュー】現小学校教員・上福元俊哉がバーモントカップ準優勝「幸せしかない」

【インタビュー】現小学校教員・上福元俊哉がバーモントカップ準優勝「幸せしかない」

ピヴォの質が日本サッカーを変える

──普段は指導者として活動されていないですが、短期間で最初に落とし込んだことは?

このチームの6年生の8人制の試合を見たことがあって、足りないと感じたことが2つありました。一つは、守備のところ。声が出ないし、連動できないところがすごく課題だと感じました。もう一つは、連係ですね。フットサルは1人ではできないですし、協力しないとできないスポーツだと思います。ピヴォに当たった時に走るとか、そういうところはサッカーでも同じです。サッカーも、そうした見えないところの連係を高めるものなんじゃないかと僕は思うので、まずは守備の連係のところから伝えてえることにしました。

──具体的にトレーニングも?

そうですね。守備のところは特に。たいぶ成長したとは思います。

──チームはもともとフットサルへの理解もあるんですよね。

そうですね。このジンガというチームは、僕がFリーグで3年目くらいの時に代表の大塚裕と一緒に立ち上げたのですが、フットサルやビーチサッカーのエッセンスを入れながらやっていこう、と。そういう部分を大切にしてきた結果の一つがバーモントカップ出場や、今回の準優勝につながったのかなと思います。

──サッカーでもかなり成果をあげているそうですね。

県大会も上位に入っていって、今度は関東大会にも出場するので、チームとして結果はついてきているのかなと思っています。

──今大会の結果につながったのは特にどんな部分が大きいと思いますか?

そうですね。代表の大塚も話していたのですが、床の感覚をすごくつかめていると。あと、一番はピヴォですかね。今回はたまたま、6年生に大きな子が2人いたということもあるのですが、そこを僕も大塚も大切にしていますし、前線の選手の質を高めることは、日本のサッカーにもつながってくるのではないかと思っています。

──ピヴォの質が、サッカーにもつながってくる?

自分の立場ではあまり言えない部分はありますけど、J リーグの試合を見ていて感じることがあるんです。パスワークだけではなく、ピヴォの重要性を。Jリーグの上位には、センターフォワードをできる選手がいることは間違いないな、と。

──そこの質が勝負を分けてくる?

そう思いますね。結局、ゴール前の最後のクオリティは、ピヴォがいるかいないかも大きな違いになるはずです。バーモントカップで決勝に勝ち上がった2チームには、ちゃんとできていたかわわからないですけど、ピヴォがいましたよね。

──フットサルで獲得するピヴォの感覚が、サッカーにも重要ということですか?

すごくあると思います。フットサルから入ることも大きな意味があると思います。

関連記事