河村勇輝、グリズリーズのロスター枠空きありでチャンス到来!9月に渡米しNBAへの挑戦が本格スタート!
河村勇輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
いよいよ日本男子バスケ界の至宝がアメリカへ渡るときが来た。
男子バスケ日本代表の河村勇輝がNBAメンフィス・グリズリーズのトレーニングキャンプに参加すべく9月に渡米する。
グリズリーズは8月27日にママディ・ディアキーテとの契約を終了させており、ロスター枠に空きが出ることになることから、河村が日本人4人目となるNBA選手となる可能性は高まっている。
河村は最高の実績を残しNBAにチャレンジ
日本バスケ界では圧倒的な存在感を放つ河村勇輝も、アメリカでは全くの無名な存在だった。
しかし、パリオリンピックでの大活躍により、その知名度は一気に高まった。
平均20.3得点と7.7アシストは、パリオリンピック男子バスケ競技全体でもランキング3位に入る数字を残した。
Bリーグでは最優秀選手賞(MVP)を獲得している他、シーズンベスト5や新人賞、アシスト王、シーズン最優秀インプレッシブ選手賞(MIP)など圧倒的な実績を残してきた河村は、パリオリンピックで世界にもアピールを成功させており、最高の状態でNBAにチャレンジすることになる。
グリズリーズのロスターに空きが生じたため、河村にチャンス到来
NBAでは、各チーム2ウェイ契約選手の枠が3人となっていて、グリズリーズはすでにこの枠を使いきっている。
そのため、河村がエグジビット10契約から2ウェイ契約を勝ち取ることは難しいと思われていたが、グリズリーズが本契約選手のママディ・ディアキーテとの契約を切ったことで2ウェイ選手のいずれかが本契約となる可能性が高くなっている。
そうした流れとなれば2ウェイ契約の枠が1つ空くことになるため、河村にもチャンスが巡ってくるわけだ。
もちろん、トレーニングキャンプで最高のアピールをする必要があるが、Bリーグでの確かな実績とパリオリンピックでの大活躍が河村を後押ししてくれるはずだ。
また、日本での圧倒的な人気の高さも2ウェイ契約の後押しとなるかもしれない。
2ウェイ契約を勝ち取れば、NBAの現役選手で最も小さな選手という目立つ特徴があることから、活躍することで一気にチーム内上位の人気選手となる可能性もある。
果たして河村は日本人4人目となるNBAプレーヤーとなることができるのか。
今後の動向に注目だ。
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