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「あれは失礼だ」ナゲッツの“写真ミス”がエースに火をつけた?49得点のブッカーは「笑っちゃったけどね」<DUNKSHOOT>

ブッカーはナゲッツ戦でシーズンハイの49得点に加え、10アシストもマークしサンズを勝利に導いた。(C)Getty Images
現地時間3月25日、リーグ首位を走るフェニックス・サンズはコロラド州デンバーのボール・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦。

第3クォーター終了時には2点リードを奪われていたサンズだが、最終クォーターに36得点を奪って140−130でナゲッツを下し、今季60勝目を記録した。これでサンズはウエスタン・カンファレンスのトップシードを獲得。さらに、右手親指の負傷で15試合を欠場していたクリス・ポールもこの日から復帰を果たし、2年連続のNBAファイナル進出に向けて視界は良好だ。

チーム全体にポジティブな雰囲気が漂うなか、49得点の大爆発で勝利に貢献したデビン・ブッカーが試合後にナゲッツの対応にクレームをつけた。ゲーム前の選手紹介映像で、本来ブッカーの写真が入る部分に、ロサンゼルス・クリッパーズのアミール・コフィーの写真が使われていたのだ。

クリッパーズは2日前に同アリーナでナゲッツと対戦しており、その時コフィーはシューティングガードとして先発していた。彼がブッカーと同じポジションであることから、担当者が写真の差し替えを忘れていた可能性が高い。

後にナゲッツも、ミスは故意ではなかったと地元メディアに答えている。それでもブッカーは意図的にナゲッツがその写真を使ったと考えていたようで、「あれは失礼だね」と振り返っていた。
ただ、スター選手というのはそういったハプニングを自らの発奮材料に変えることがある。特に自らを貶すような対応をされた時ほど、試合で大爆発することも少なくない。

最後には「まあ笑っちゃったけどね」と語ったブッカーも、試合前にそうした映像を目にした時には怒りとともに何かのスイッチが入ったのだろう。この日49得点を叩き出したのは、そんな相手チームの“アシスト”があったからかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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