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ハーデンとシモンズの大型トレードはネッツの勝利?「シクサーズはアドバンテージを失った」と指摘も<DUNKSHOOT>

リーグを揺るがせたハーデン(右)とシモンズ(左)の大型トレード。ネッツとシクサーズ、得をしたのはどちらなのか。(C)Getty Images
今年2月のトレード期限最終日、主軸の1人だったベン・シモンズを放出したフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ブルックリン・ネッツからジェームズ・ハーデンを獲得する大勝負に出た。

これによりハーデン&ジョエル・エンビードという強力コンビが誕生したが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、シモンズを手放した“損失”を指摘している。

近年のシクサーズは、3ポイントも撃てる7フッターのエンビードと、守備力を備えた大型ポイントガードのシモンズを軸に、2017-18シーズンから4年連続でプレーオフに進出。将来有望な若手デュオとして大きく期待されたものの、キャリアの3ポイント成功率14.7%(34本試投で5本成功)とアウトサイドシュートを苦手とするシモンズに対し、自身がペイント外でもプレーしないといけないことにエンビードが不満を漏らすなど、決して良好な関係とは言えず。結果として昨季終了後、シモンズが自身の放出を志願した。

ただ、3300万ドル(約40億円)を超える高額年俸に加え、不安定なメンタル面の問題もあり、トレードはなかなか成立せず。そしてトレード・デッドライン当日の現地時間2月10日(日本時間11日)になってようやく、シモンズとセス・カリー、アンドレ・ドラモンドを駒に、ネッツからハーデンとポール・ミルサップを獲得するに至った。
現役最高峰のセンターであるエンビード、過去8人しかいない3年連続得点王を経験しているスコアラーのハーデンがタッグを組むことになり、シクサーズに対する期待は一気に増した。しかし、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『No Chill podcast』で「フィリーはアドバンテージを失った」と語り、放出されたシモンズを擁護している。

「メディアはベンが勝てないとは言っていなかった。『一緒に勝てるかどうかわからない』と言っていたのはコーチだ。チームメイトたちは、彼がシューティングと自信に問題を抱えていることを理解していた。シュートの話が挙がるが、(同じくロングシュートが苦手な)ラッセル・ウエストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ)は逆に『撃つな』と言われているのも覚えておいたほうがいい。(シクサーズは)彼をそういう状況にさせてしまったのは正しくなかった」 一方で、シモンズ加入はネッツにとって大きいとアリナスは分析する。

「ベン・シモンズがいれば、KD(ケビン・デュラント)はレブロン(ジェームズ/レイカーズ)をディフェンスしなくて済む。彼は1番(ポイントガード)、2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)、5番(センター)と守れる、機動力のあるピースだ。KDやカイリー(アービング)がいれば、オフェンスのことは心配しなくていい。ネッツはすでに試合に勝つためのオフェンス力は備えている」
まだ新天地ネッツでのデビューは果たせていないが、シモンズがデュラント&アービングとどのようなハーモニーを奏でるのか。そして、大鉈を振るったシクサーズの運命は――。シーズン最終盤の注目ポイントとなりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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