「アイバーソンを彷彿させる」躍動するモラントを名将ブラウンが称賛「彼は特別だ」<DUNKSHOOT>

止まらない快進撃を見せるモラントについて、名将ブラウンは「アイバーソンを彷彿させる」と賛辞を送った。(C)Getty Images
現在のメンフィス・グリズリーズは47勝22敗と、フェニックス・サンズに次ぐ高勝率を残している。この快進撃は今季を象徴するサプライズのひとつと言っていいが、その原動力となっているのが3年目のエース、ジャ・モラントだ。そんな若き才能について、通算1327勝を誇る名将ラリー・ブラウンは、殿堂入り選手のアレン・アイバーソンを彷彿させると賛辞の言葉を送っている。

2019年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたモラントは、1位指名のザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)が右ヒザ半月板損傷でシーズンの半分を棒に振ったこともあり、平均17.8点、7.3アシストをマークし新人王を獲得。2年目の2020-21シーズンは平均19.1点、7.4アシストと成績を伸ばし、チームを4年ぶりのプレーオフ進出に導いた。

迎えた3年目の今季、左ヒザの捻挫で途中離脱はあったものの、開幕からハイパフォーマンスを披露。現地時間2月28日(日本時間3月1日)のサンアントニオ・スパーズ戦で自己ベストの52得点を叩き出すなど、リーグ7位の平均27.7点とスコアリング力に磨きがかかり、オールスター初出場も果たした。
MVP級の活躍を見せる22歳の若きスコアリングPG(ポイントガード)についてブラウンは『ニューヨーク・ポスト』に対し、自身の教え子で得点王にも計4回輝いたアイバーソンを引き合いに出して称えている。

「私は大学でジャ(モラント)を見たが、この状況は予測できなかった。彼のプレーはアレン(アイバーソン)を彷彿とさせる。まさに大胆不敵。グリズリーズは全員が素晴らしい友情でつながり、お互いをリスペクトしている。そのなかで、彼はやはり特別だ。

ジャのプレーは、私がフィリー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)のベンチに座って、アレンがやっていたことを見るのと同じ感覚だ。当時、我々はアレンのような選手を見たことがなかったから、みんなで笑っていた。子どもたちの多くはそのスタイルを真似するだろう」
モラントの方がアイバーソンよりも身長が約7cm高いが、物怖じせずにゴールにアタックする姿勢や、タフな局面で決勝弾を炸裂させる強心臓ぶりは、似通う部分がある。

現役時代に怪物センターとして鳴らし、殿堂入りも果たしているシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)も『NBA on TNT』で、モラントを「リーグのベストプレーヤー」と高く評価している。
「一緒にプレーしたことはないが、彼こそがベストだと約束する。ジャは素晴らしい。ペニー(ハーダウェイ/元オーランド・マジックほか)やコビー(ブライアント/元レイカーズ)も同じ感じだった。間違いなく数年以内にNBAは彼のリーグになる」

自身のことをNBAで「トップ5」のPGだと豪語するなど、自信にも満ちあふれるモラント。若き俊英がどこまで高みに上り詰めるのか、興味深い。

構成●ダンクシュート編集部

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