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大型トレード後最初の対戦でネッツが76ersに大勝!シモンズへの“敵意”を力に変えたデュラントとアービングが計47得点<DUNKSHOOT>

注目の一戦はアウェーのネッツが勝利。かつてのチームメイトであるアービング(左)やデュラントに対し、ハーデン(右)は不発に終わった。(C)Getty Images
現地時間3月10日、ペンシルバニア州のウェルズ・ファーゴ・センターにて、フィラデルフィア・76ers(セブンティシクサーズ)とブルックリン・ネッツが激突。ネッツがホームのシクサーズを129−100で一蹴した。

両チームは2月10日のトレード・デッドラインに大型トレードを敢行。シクサーズはベン・シモンズ、セス・カリー、アンドレ・ドラモンドを放出し、ネッツから元MVPのジェームズ・ハーデンとポール・ミルサップを迎えた。

移籍後初の対決となった一戦。ネッツのシモンズは欠場となったが、シクサーズのファンはかつての主軸にブーイングを浴びせる場面も。もっとも、試合が進むにつれて、そのブーイングは自軍の選手たちへのものに変わっていった。

ケビン・デュラントのジャンパーで幕を開けた試合は、カイリー・アービングやカリーらの活躍でネッツが第1クォーターを40−23と大量リード。前半を21点差で折り返すと、第4クォーターには最大36点差をつけるなどシクサーズを寄せつけなかった。
ネッツはデュラントが25得点、14リバウンド、7アシストをあげたほか、アービングも5本の3ポイントを含む22得点、5アシストと躍動。シモンズと違って選手紹介時にシクサーズのファンから歓声を受けたカリーは24得点、5スティール、ドラモンドは7得点、7リバウンドをあげて勝利に貢献した。

試合後、デュラントはシモンズについて、「敵意のある環境になるのはわかっていた。ただ、あれだけ負けていれば彼の名前をチャントするのは難しい」。アービングも「ベンに向かってくるということは、俺たちチームに向かってきているのと同じだ」と、アウェーのムードが発奮材料になったと語った。

一方、敗れたシクサーズはジョエル・エンビードが27得点をあげるも、チーム全体のフィールドゴール成功率は32.3%と低調。ハーデンは通算3ポイント成功数でレジ−・ミラーの2560本を抜き、歴代3位に浮上したものの、2ポイントは10本すべて失敗の11得点(FG3/17)、加入後の出場試合では初の敗戦となった。

両チームの今季のレギュラーシーズンにおける対戦はこれで終了。次の対戦の可能性はプレーオフということになる。現在シクサーズが40勝25敗でイースタン・カンファレンス3位、ネッツが34勝33敗で8位につけている。

構成●ダンクシュート編集部

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