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「シャックでも守れないだろう」MVP級の働きを見せるエンビードに元ドラ2戦士が感嘆「ビッグマンの進化系」<DUNKSHOOT>

今季のエンビードはリーグトップの平均29.5点、8位の11.2リバウンド、4.4アシストと多彩な活躍を披露している(C)Getty Images
フィラデルフィア・セブンティシクサーズは今季ここまで40勝24敗(勝率62.5%)でイースタン・カンファレンス2位と2年連続のトップシード獲得も狙える位置につけている。ジョエル・エンビードとジェームズ・ハーデンの新生デュオが早くも機能するなか、8年目を迎えたエンビードの支配力に元NBA選手も感嘆の声を上げている。

シクサーズは近年、エンビードとベン・シモンズの2枚看板でイーストのパワーハウスの一角を担ってきたが、プレーオフではカンファレンス準決勝の壁を乗り越えられず。昨年オフに移籍を志願し、今シーズン開幕後も欠場が続いていたシモンズを駒に、先月10日のトレード期限最終日にブルックリン・ネッツからハーデンを獲得した。

オールスター明け後は、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズ相手に4連勝。現地時間3月5日のマイアミ・ヒート戦に敗れて連勝はストップしたが、本日のシカゴ・ブルズ戦ではエンビードが43得点、14リバウンド、3ブロック、ハーデンが16得点、14アシスト、8リバウンドで勝利を収めるなど新コンビが力強くチームを牽引している。

2002年のドラフト全体2位指名でシカゴ・ブルズから指名を受けるも、ルーキーイヤーのオフにバイク事故で瀕死の重傷を負い、わずか1年でNBAキャリアを終えたジェイ・ウィリアムズは、『ESPN』の番組『Keyshawn, JWill and Max』で「シクサーズはイースタン・カンファレンスでベストチームだ」と言及した。
とりわけウィリアムズは、リーグトップのシーズン平均29.5点、同8位の11.2リバウンド、4.4アシスト、1.44ブロック、1.1スティール、3ポイント成功率35.1%と、MVP級の活躍を見せているエンビードを高く評価している。

「ジョエル・エンビードは、シャック(シャキール・オニール)以来となる得点王に輝くセンターに邁進している。伝統的なビッグマンの系譜に何が起こったか? その進化系がジョエル・エンビードだ。シャックでも彼を守れないだろう。私はシャックの若き日のスカウティングレポートを知っているが、まだピック&ロールを守るのに苦労していたから、ペリメーターに追いやっていた。私はジョエル・エンビードを選ぶ」

7フッター(身長213cm)で、ゴール下だけでなく、3ポイントまで打てるエンビードは、最先端のビッグマンだと語ったウィリアムズ。怪物センターのシャック以上かは別にしても、ハーデンのサポートを受けながら、チームを1982−83シーズン以来のリーグ優勝に導くとなれば、“現役ベストセンター”の称号を手にしても不思議はないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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