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スマートが「俺たちの年だった」2018年プレーオフを回想!「間違いなくウォリアーズを倒していた」<DUNKSHOOT>

ファイナルには進めなかったものの、2018年のチームはスマート(右)にとって特別なものだったようだ。(C)Getty Images
現地時間2月14日、元NBA選手のJJ・レディックらがMCを務めるポッドキャスト番組「The Old Man and the Three」にボストン・セルティックスのマーカス・スマートが出演し、2018年のプレーオフについて振り返った。

現在8連勝と好調のセルティックスは、33勝25敗(勝率56.9%)でイースタン・カンファレンス6位。一時はプレーイン・トーナメント進出圏外へ沈んでいたものの、チームのアイデンティティであるディフェンスに磨きをかけてプレーオフ出場圏内へ浮上した。

チームを引っ張るのはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンという若きウィング陣。その周囲にアル・ホーフォードやロバート・ウィリアムズ三世、グラント・ウィリアムズらがおり、10日のトレード・デッドラインにはデリック・ホワイトとダニエル・タイスを獲得して戦力増強に成功した。

スマートはチーム最古参となる在籍8年目の27歳で、今季も先発ポイントガードとして平均11.8点、4.0リバウンド、5.4アシスト、1.9スティールと、攻守で活躍を続けている。

2014年のチーム入団後、毎年プレーオフに出場してきたスマートにとって、最もファイナルに近づいたのは18年だった。当時のロースターはルーキーのテイタムに、2年目のブラウン、テリー・ロジアー(現シャーロット・ホーネッツ)やホーフォード、タイスが所属。しかし開幕戦でゴードン・ヘイワード(現ホーネッツ)がシーズン絶望の大ケガを負い、プレーオフ前にはエースのカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)もケガのため全休と、戦力ダウンは明らかだった。
しかし、1回戦でミルウォーキー・バックスを下すと、カンファレンス・セミファイナルでもフィラデルフィア・セブンティシクサーズを撃破。2年連続でカンファレンス・ファイナルへと駒を進めた。

NBAファイナルへの切符をかけたシリーズの相手はレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)擁するクリーブランド・キャバリアーズ。先に王手をかけたのはセルティックスだったが、第6戦でレブロンに46得点、11リバウンド、9アシスト、3スティール、第7戦では35得点、15リバウンド、9アシスト、2ブロックを許し、チームは逆転負けを喫した。

「レブロンが第7戦で俺たちを倒した年。あの年はたぶん俺たちの年だった。俺たちには凄いチャンスがあると思っていた」

スマートは18年のプレーオフについて振り返り、自信を垣間見せるようにこう続けていた。

「俺たちは今でも思っているよ。もしあの時レブロンたちじゃなくて俺たちがファイナルへ出場していれば、間違いなくゴールデンステイト(ウォリアーズ)を倒していたとね」
キャブズとのカンファレンス・ファイナルは激戦となるも、最後はレブロンの執念によって若きセルティックスがねじ伏せられる形となった。

だが、レブロンの奮闘も空しく、キャブズはファイナルでステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ケビン・デュラント(現ネッツ)擁するウォリアーズに4連敗。頂上決戦は早々に幕を下ろした。

スマートが語った17-18シーズンのセルティックスはウォリアーズに対して1勝1敗。勝利した試合ではウォリアーズの“ビッグ4”が健在だったものの、92-88のロースコアで制していた。

もしこのチームがファイナルまで駆け上がっていれば、スマートやブラウン、ロジアーらがカリーとトンプソンを苦しめ、テイタムがデュラントとマッチアップして善戦して1、2勝することはできたかもしれない。
ただ、カンファレンス決勝で2勝3敗からヒューストン・ロケッツとの死闘を制したウォリアーズは、疲労があったとはいえ、選手層の厚さとタレント、経験の面で当時のセルティックスより上だったと言わざるを得ない。

それでも、スマートにとってテイタムとブラウンが飛躍を遂げた18年のプレーオフは手ごたえを感じていたようで、自信を持ってウォリアーズより上だと語っていた。

文●秋山裕之(フリーライター)

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