「努力や危機感が足りない」マジックの批判を受け止め、レブロンが決意表明!「俺たちはもっと良くなることを約束する」<DUNKSHOOT>
ロサンゼルス・レイカーズは現地1月15日のデンバー・ナゲッツ戦で37点差の大敗を喫し、3連敗で再び勝率5割を下回った。この結果にフランチャイズOBであるマジック・ジョンソンが苦言を呈した。
今季のレイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2枚看板に、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとベテランのスターを加えた強力な陣容でスタート。“スーパーチーム”として話題を集めたが、レブロンやデイビスの離脱、そしてウエストブルックの不調もあって、勝率5割を行ったり来たりしている。
15日のナゲッツ戦では、レブロンがチームトップの25得点、9リバウンドをあげるも、7人が2桁得点を記録したナゲッツに96−133で完敗。3連敗で21勝22敗と再び借金生活に突入した。『ESPN Stats&Information』によれば、レブロンが43試合消化時点でチームの勝率が5割を切っているのはルーキー時代の2003−04シーズン以来のこと。
さらに37点差の大敗もレイカーズ加入1年目の18−19シーズンにインディアナ・ペイサーズ戦で42点差をつけられたのに続き、ワースト2位の数字だという。
惨敗を受け、レイカーズで計5回の優勝を果たした名司令塔のマジックは自身のツイッターで510万人超のフォロワーに向けて、「我々レイカーズファンは全力を出しての負けを受け入れられるけど、努力や危機感が足りない」とツイートした。
この声は選手にも届き、レブロンはメディア対応せずに帰宅したため、ウエストブルックがマジックのコメントについて「何もリアクションするつもりはない」と語った。
「この世界では、誰にでも自分の意見を持つ権利がある。心に留めることもできれば、右から左へと聞き流す、あるいは無視することもできる。(逆に)マジックは自分の意見を主張する権利がある。ただ、彼は毎日俺たちの周りにいるわけじゃない。チーム内で何が起こっているのか、何を解決しようとしているのか把握していない。だから俺はそれに対して何かアクションするつもりはないよ」
ウエストブルックはチームの課題について、「俺たちはただ、ハードにプレーしないといけなかった。相手は俺たちよりもハードにプレーしている。単純にそれだけさ」と回答。ハワードも「俺たちは苦境に陥っているのは知っている」と認めつつ、「必要なのはいいエネルギーとアグレッシブさだけ。できるだけポジティブにいないといけない」と前を向いている。
その後、レブロンは自身のツイッタ—に「レイカー・ネーション(レイカーズの熱狂的ファン)、申し訳なかった。俺たちはもっと良くなることを約束する!」と決意表明。
17日にホームで行なわれたユタ・ジャズ戦ではそのレブロンが25得点、7リバウンド、7アシストをあげ、さらにチーム全員がナゲッツ戦とは見違えるようなプレーを見せて101−95で逆転勝利を収めた。
連敗を3でストップし再び勝率5割に戻したレイカーズだが、すでにシーズンは半分を消化しており、プレーオフに向けて残された時間は決して多くない。スター軍団は大黒柱のレブロンを中心に残り試合で完成度を高め、どこまで順位を上げることができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
Follow @ssn_supersports