サンズが球団新記録の18連勝達成!過去のデータから見る優勝確率は「53.8%」<DUNKSHOOT>

リーグのアシスト王ポールを中心に快進撃を続けるサンズ。10月30日から無敗を誇り、ついに球団記録を塗り替えた。(C)Getty Images
現地時間12月2日(日本時間3日)、フェニックス・サンズがデトロイト・ピストンズを下し、球団新記録となる18連勝を達成した。

NBAのリーグ全体における連勝記録は、1971−72シーズンのロサンゼルス・レイカーズが打ち立てた33連勝。2位は2012−13シーズンのマイアミ・ヒートが記録した27連勝、3位は2015−16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズの24連勝と続く。

ちなみに、1位のレイカーズと2位のヒートは同シーズンに優勝しており、3位のウォリアーズも最後に敗れたとは言え、シーズン最多勝記録を更新しファイナル進出を果たしている。そこで今回は、18連勝以上を記録した過去13チームの最終成績を検証。今季のサンズのファイナル進出や優勝の可能性を探った。
■NBAレギュラーシーズン連勝記録ランキング
※単一シーズンの記録を掲載(複数シーズンをまたいでの記録は除外)。矢印の右側は当該シーズンの最終成績。

1位:33連勝/1971−72レイカーズ→69勝13敗(優勝)
2位:27連勝/2012−13ヒート→66勝16敗(優勝)
3位:24連勝/2015−16ウォリアーズ→73勝9敗(ファイナル敗退)
4位:22連勝/2007−08ロケッツ→55勝27敗(1回戦敗退)
5位:20連勝/1970−71バックス→66勝16敗(優勝)
6位:19連勝/2014−15ホークス→60勝12敗(カンファレンス決勝敗退)
6位:19連勝/2013−14スパーズ→62勝20敗(優勝)
6位:19連勝/2008−09セルティックス→62勝20敗(カンファレンス準決勝敗退)
6位:19連勝/1999−00レイカーズ→67勝15敗(優勝)
10位:18連勝/2021−22サンズ→?
10位:18連勝/2019−20バックス→56勝17敗(カンファレンス準決勝敗退)
10位:18連勝/1995−96ブルズ→72勝10敗(優勝)
10位:18連勝/1981−82セルティックス→63勝19敗(カンファレンス決勝敗退)
10位:18連勝/1969−70ニックス→60勝22敗(優勝)

サンズを除く13チームのうち、そのシーズンで頂点に立ったのは前述のレイカーズやヒートをはじめとした7チーム。また、カンファレンスを制してファイナルに進出したのは3位のウォリアーズを含めた8チームとなっている。

単純計算では優勝確率53.8%、ファイナル進出確率61.5%となるが、これはあくまで過去のデータ。歴代4位の22連勝を記録したロケッツや、19連勝をあげた近年のホークスやセルティックスのように、プレーオフであっさり敗れた例もある。

昨季に続く2年連続のファイナル進出、そして悲願の初優勝を目指すサンズは、果たしてどこまで連勝を伸ばし、どのような結末をたどるのか。次戦は3日(日本時間4日)、リーグ2位のウォリアーズとの今季第2ラウンドを迎える。

構成●ダンクシュート編集部

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