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吉田正尚が止まらない!イチロー以来となる日本人選手の6試合連続マルチ安打で打率ランキング3位浮上

写真:吉田正尚(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
メジャーリーグ初挑戦ながら吉田正尚が最高の結果を残している。

7月7日、「レッドソックス対アスレチックス」の一戦が行われ、10-3でレッドソックスが勝利した。

レッドソックスはこの勝利で4連勝となり、ア・リーグ東地区5位ながら勝率を.522に上げた。

吉田正尚はこの日も2安打を放ち、6試合連続となるマルチ安打となった。

絶好調の吉田正尚、打率ランキング3位浮上

吉田は6月の打率が.258と一時不調に陥ったが、7月に入り再び勢いを取り戻した。

7月に出場した6試合では、すべての試合でマルチ安打を達成しており、25打数13安打(打率.520)と絶好調モードへと突入している。

6試合連続のマルチ安打は、日本人選手としてはイチロー以来2人目の快挙となる。

今月の6試合で本塁打こそ1本のみだが、2番打者として最高の働きを見せている。

7月1日に行われたブルージェイズ戦で右すねに死球を受け心配されたが、調子を崩すどころか覚醒状態となった。

日本人メジャーリーガーでは、大谷翔平が本塁打ランキング1位独走、打点2位、奪三振3位など投打で異次元の活躍を見せているが、吉田も打率ランキングで3位となるなど、メジャーで通用することを証明している。

アメリカのSNSでは、「ヤンキースが吉田を獲得していれば」といった嘆き節が出ているほどだ。

当初はレッドソックスとの5年契約総額9000万ドル(約127億8000万円)の年俸が疑問視されていたが、メジャー屈指の成績を残していることで懐疑的な声を見事に打ち消した。

日本のプロ野球で2度も首位打者を獲得し、7年間で通算.327というハイアベレージを残した吉田は、メジャーでも安打製造機として屈指の好打者と認識されるようになった。

29歳という年齢を考えると、今シーズンはもちろん、あと3年ほどはトップコンディションでプレー可能であるため、イチロー以来となるメジャーリーグ首位打者獲得も夢ではないと言えるだろう。

スポットライトは大谷翔平というメジャーリーグナンバーワン選手に集まってしまうが、吉田の活躍を期待するファンは日増しに増えている。

吉田は果たしてオールスター前最後の試合となる明日のアスレチックス戦でもマルチ安打を放つことができるのか、その活躍に期待しよう。

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