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“FA最注目”コレアは3年126億円でツインズ入り! 年平均では内野手最高額に。残す大物ストーリーの行方は?

FA最高評価を受けていたコレアはツインズ入り! 内野手最高年俸を手にした。(C)Getty Images
MLBは現地時間3月10日に99日間のロックアウトが終結すると、4月7日の開幕に向けて過去にない勢いで“ストーブリーグ”が過熱。FA(フリーエージェント)市場ではフレディ・フリーマンがロサンゼルス・ドジャースと6年1億6200万ドル、クリス・ブライアントが7年1億8200万ドルでコロラド・ロッキーズと契約を結ぶなど、次々と大物選手が新天地へ移っていった。

そんななか、今年のFA市場で各媒体からランキング1位に見なされていたカルロス・コレアだけは去就が決まっていなかったが、3月18日(現地時間)に突如として移籍先が決定。ミネソタ・ツインズと3年1億530万ドル(約126億円)で契約に合意した。この契約には今季と来季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利も含まれているという。

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FAランキング2位のコリー・シーガーが10年3億2500万ドルでテキサス・レンジャーズと契約を結んでおり、コレアには“最低”この金額以上が必要と見られていたことを考えれば、この3年1億530万ドルは安いように感じるかもしれない。
しかし、年平均3510万ドル(約42億円)は内野手として歴代最高額というのは一つ箔がついた格好だ。また、昨オフのFA市場は大型遊撃手揃いだったことを考えると、今オフ、来オフと2度もオプトアウトが可能で、需要が高いタイミングで市場に出れば再び大型契約を狙えるというのも悪くない条件だ。

ツインズはこのオフ、特にトレード市場で積極的に動き、レンジャーズから獲得したばかりのアイザイ・カイナー=ファレファとジョシュ・ドナルドソンをヤンキースに放出して、ゲリー・サンチェス&ジオ・アーシェラを加えた。また、前田健太がシーズンの大半不在とあって手薄な先発陣にも、エース格のソニー・グレイらを補強。同地区のシカゴ・ホワイトソックスほどの戦力層ではないが、十分に戦える陣容を整えつつある。

コレアの動向が決まり、残す大物は同じく大型遊撃手のトレバー・ストーリーだ。

コレアを逃した第2プランと見られており、ロックアウト前から有力移籍先候補だったコレアの古巣ヒューストン・アストロズが触手を伸ばす可能性は十分ある。他にもここまで大型補強を連発しているフィラデルフィア・フィリーズも資金力は潤沢にあり、大谷翔平が所属しているロサンゼルス・エンジェルスも確たる遊撃手が不在。果たしてどうなるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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