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菊池雄星の加入で厚みを増したブルージェイズ投手陣。「プレーオフへの準備が整った」と米メディアが太鼓判

ブルージェイズに加入した菊池。シーズンを通してローテーションを守りぬけば、自ずと評価は上がるはずだ。(C)Getty Images
MLBのロックアウトが終了した数日後に、トロント・ブルージェイズと3年総額3600万ドル(約42億円)の契約を結び、メディアの話題をさらった菊池雄星。現在フロリダでのスプリングトレーニングで開幕に向けて態勢を整えている。

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昨季の前半戦、菊池はシアトル・マリナーズで、16先発して6勝4敗、防御率3.48、被打率.205とエース級の活躍を見せ、オールスターにも選出された。ところが、後半戦は1勝5敗、防御率5.98と一転して不振に陥り、登板回数が減ったり、ローテーションを外されるなどの屈辱も味わった。

米野球専門メディア『Pitcher List』は、菊池はブルージェイズの先発5番目に位置していると予測している。ブルージェイズは昨季オールスター選出の先発右腕、ケビン・ゴーズマンを獲得したことで先発の層は厚くなっており、ゴーズマン、リュ・ヒョンジン、ホゼ・ベリオスが強力な先発三本柱を形成している。これに若手のアレク・マノア、そして菊池が加わるローテーションとなった。
同メディアはブルージェイズの投手陣の充実ぶりは、アメリカン・リーグ西地区のライバルチームに対して大きなアドバンテージとなると述べている。

アメリカン・リーグ東地区は、昨年地区優勝タンパベイ・レイズや澤村拓一が在籍しているボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキースなど強豪チームがひしめく。ブルージェイズは、昨季本塁打王を獲得したウラジミール・ゲレーロJr.が所属しており、91勝したにもかかわらず、あと一歩の4位でプレーオフ進出を逃した。菊池の獲得は今年なんとしてでもプレーオフ進出を果たしたいという首脳陣の決意の表れかもしれない。

世界一を狙っているチームの力になりたいと入団会見で意気込みを語った菊池。自ら飛び込んだ新天地での挑戦に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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