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ソフトバンク新助っ人、“荒れ球”チャットウッドの日本移籍を現地メディアはどう報じた?「再び先発に戻るだろう」

ソフトバンクの新助っ人投手・チャットウッドの日本移籍に関して、古巣メディアはどう捉えているのだろうか。(C)Getty Images
2021年の大みそかに、来季への逆襲を期するソフトバンクが新たな“大物”を獲得することが明らかになった。メジャー通算52勝の右腕タイラー・チャットウッドと契約に合意したというのだ。

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2008年ドラフト2巡目指名でロサンゼルス・エンジェルスに入団したチャットウッドは11年にメジャーデビュー。そのオフにコロラド・ロッキーズへトレード移籍すると、先発ローテーションに定着。15年のトミー・ジョン手術を経た16年には、自己最多12勝、防御率3.87の好成績を残した。

17年オフにフリーエージェント(FA)となり、3年3800万ドル(約40億円)の好条件を得てシカゴ・カブスに加入した右腕だったが、長年の課題だった制球難が一気に悪化。歴代ワースト5位の与四球率8.25(100イニング以上)と、逆の意味ですごい荒れ球ぶりを露呈した。

18年からはブルペンを主戦場とし、昨季はトロント・ブルージェイズのリリーフの一角に入ったものの、30登板で防御率5.46、途中加入したサンフランシスコ・ジャイアンツでも2登板で解雇となったところで、ふたたびFAとなった。
果たして、チャットウッドの日本移籍に関して現地メディアはどう報じているのだろうか。米野球専門サイト『FANSIDED』のブルージェイズ番は、「つらい2021年シーズンを経たのち、タイラー・チャットウッドは日本のソフトバンク・ホークスへ移籍するようだ」と特集記事を掲載。「チームのブルペン最上位の一人として開幕したものの炎上を繰り返し、レイズ戦で満塁の場面で降板させられた際の態度がファンをいらつかせた」として、投球面に加えて振る舞い方に問題があったことを指摘している。

それでも、同メディアは「日本では、2019年まで務めていた先発ローテーションに戻る可能性が高いだろう。それかもしくは、ブルペンで自身の価値を高めようとするかもしれない」として、日本からの“逆輸入”に期待をかけている。

ソフトバンクはメジャー通算1102試合に出場の強打の内野手フレディ・ガルビスを2年契約で獲得するなど、着々と大物を迎え入れて戦力強化を図っている。チャットウッドも当面はニック・マルティネスが流出した先発枠での活躍が期待されると思われるが、『FANSIDED』が言及しているようにブルペンも視野に入れているかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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