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「野球史上最大の競り合いになる」大谷翔平が漏らした“本音”が現地で波紋。「好きなだけ払う」と獲得に前向きの球団も<2021百選>

好投を見せながらも二桁勝利を逃した大谷。試合後の“勝ちたい”発言が物議を醸している。(C)Getty Images
2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、試合で珍しく感情を露わにした大谷翔平にクローズアップする。日本時代から常に冷静なイメージがあるだけに、めずらしく口にした“本音”に周囲は大騒ぎとなった。

記事初掲載:2021年9月28日

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今季、投打で圧巻の成績を残す大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の“とある発言”により、現地は大騒ぎだ。

現地9月26日のシアトル・マリナーズ戦で23度目のマウンドに上がったサムライは、7回を被安打5、1失点、10奪三振とほぼ完璧な投球を見せたものの、打線の援護なく10勝目はお預けとなった。降板後にはダグアウトでバットを叩きつける姿が見られるなど、珍しくイライラを爆発させていた。

話題となっているのは、このゲーム後の会見だ。エンジェルスに残留したい気持ちを問われた大谷は「もちろん、ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好き」と口にした上で、「ただそれ以上に勝ちたいという気持ちの方が強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しい」とFAを匂わせた発言をした。さらに契約延長の交渉については「現時点ではない」とまだ行なわれていないと明かす。

45本塁打(MLB3位)、7三塁打(MLB2位タイ)、24盗塁(アメリカン・リーグ5位)ながら投手としては9勝2敗、防御率3.18、156奪三振と異彩を放ち、MVPが有力視される“二刀流”。これには専門メディア『FAN SIDED』も黙っていられないようで「2023年オフにFAになる考えは、ますます現実的になった。それは野球史上最大の競り合いになる可能性がある」と伝えた。

【動画】圧巻の10奪三振ショー! 大谷翔平の今季本拠地ラスト登板をチェック「フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)よりも多くの本塁打を放ち、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)よりも優れた防御率を持つ」と球界きっての名手よりも好成績であると紹介し、「今季アメリカン・リーグのMVPに輝き、今後健康を維持できれば、恐らく10年は野球界の顔となる」と評した。

さらに同メディアは「ある幹部はそんな彼に『好きなだけ払う』と言っている」と早くも目を付けている球団があると報じる。“野球界の神”と称されたベーブ・ルースの記録をも塗り替える背番号17の言動は、今後ますます注目されそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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