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牧秀悟と栗林良吏が“プロ2年目年俸トップ10”入り! 高卒でランク入りした「2人の怪物」は?

新人王を惜しくも逃した牧だったが、年俸面ではライバルに勝利。その金額は歴代でも2位に入る好待遇となった。写真:田口有史
 12月15日、「NPB AWARDS2021」が行なわれ、今季のMVPと新人王が発表された。数ある表彰のなかでも話題を呼んだのが新人王のカテゴリーだ。今季は過去に類を見ないほど多くのルーキーたちが活躍し、新人特別賞として異例の6名が選出された。

 セ・リーグでは、新人史上4人目の打率3割&20本塁打をクリアした牧秀悟(DeNA)、阪神勢からは盗塁王に輝いた中野拓夢、球団新人最多24本塁打の佐藤輝明、10勝左腕の伊藤将司。さらに高卒2年目ながらCSで完封勝利を挙げた奥川恭伸(ヤクルト)が栄誉に。パ・リーグからは、10勝&防御率リーグ4位で東京五輪でも活躍した伊藤大海(日本ハム)が受賞している。

 当然、彼らはもちろん、新人王に輝いた栗林良吏(広島)、宮城大弥(オリックス)の2人も大幅な年俸アップを果たしているが、契約更改で“最高のルーキー”になったのは、牧だった。

「ビックリしました。全然、想像以上。5000万円くらいもらえたらいいな……」と語っていた牧だったが、手にした金額は7000万円。この金額は、2年目野手では2020年の近本光司(阪神/4500万円)を大幅に更新する最高額となっただけでなく、2年目選手全体でも歴代2位という歴史的昇給となっている。以下がそのリストだ。

【動画】“持ってる男”・牧秀悟が球団8000号アーチをかける!【プロ2年目の年俸トップ10】
1位 和田毅(ダイエー/2003年)
■8000万円(←1500万円)/タイトル:新人王

2位 牧秀悟(DeNA/2021年)
■7000万円(←1300万円)/タイトル:―

2位 松坂大輔(西武/1999年)
■7000万円(←1300万円)/タイトル:最多勝、新人王、ベストナイン、ゴールデン・グラブ

2位 菅野智之(巨人/2013年)
■7000万円(←1500万円)/タイトル:CSMVP

5位 上原浩治(巨人/1999年)
■6600万円(←1300万円)/タイトル:最多勝、最高勝率、最多奪三振、最優秀防御率、沢村賞、新人王、ベストナイン、ゴールデン・グラブ

6位 則本昂大(楽天/2013年)
■6000万円(←1200万円)/タイトル:新人王

6位 田中将大(楽天/2007年)
■6000万円(←1500万円)/タイトル:新人王

8位 小川泰弘(ヤクルト/2013年)
■5600万円(←1500万円)/タイトル:最多勝、最高勝率、新人王

9位 東克樹(DeNA/2018年)
■5550万円(←1500万円)/タイトル:新人王

10位 栗林良吏(広島/2021年)
■5300万円(←1600万円)/タイトル:新人王

 上位十傑には、当然のことながら多くの新人王がランク入り。牧を抑えて栄誉を手にした栗林も、前年に2年目の球団最高年俸を更新した森下暢仁(4300万円)を大きく超える5300万円で契約更改し、全体10位に入った。

 栗林に賞レースで敗れた牧だったが、金額では先に述べた通り2位。トップ10の野手は彼だけであり、改めて今季の活躍がいかに図抜けていたのかが分かるだろう。そして全体を見た時に浮かび上がるのが、2人の“怪物”だ。

 全員が大卒以上の選手の中、2位の松坂大輔と6位の田中将大は高卒1年目ながらこれだけの金額を手にしている。11勝・4完投の“神の子”田中も素晴らしすぎる成績だが、“平成の怪物”松坂は新人史上2人目の最多勝+防御率2.60に成績を残し、高卒新人初のベストナインにも選ばれるなど、いきなり球界トップクラスの地位にまで上り詰めている。

 今年限りでユニホームを脱ぐ決断をした松坂。奇しくも、今年のルーキーたちのバラ色オフが、あらためて彼の偉大さにスポットライトをあてた。

構成●THE DIGEST編集部
 

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